コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/07/08 (Thu)
Girls Dream of bubble・番外編 恥知らずな青い空
「何をそんなに驚いているんだ?」
考えるように伏せたライの瞳が凝視していたリヴァルの視線に気づいて、目線をあげる。
「いや、ははっ、ちょっと考え事してたからさ。よ、よし!。次はえっと、さっきの例文で」
考え事はお前の事でとは言えないまま、リヴァルは誤魔化すように笑いながらペンをとり机に向かう姿勢を見せた。
やる気を出し始めたリヴァルに、ライは眼を瞬かせたが、特に言うこともなくノートの上でペンの走る音だけが教室内に聞こえる。
外からは少しずつ登校する生徒達の声が聞こえてくるのに、その声はどこか遠くに感じるくらい、二人きりであると意識したリヴァルは、目線をノートに向けたまま不意に口を開く。
「なぁ、ライ。今度さ」
「ん?」
って、何を言おうとしているのだろう。一体、何処に誘うつもりなのだろうとリヴァルは考えた。
次の言葉が出てこなかったのは、自分といるときよりもルルーシュやスザクといるときの方が楽しそうに見えたからだろうか。
恋愛事となると、どうにも引くほうを選んでしまうのは悪い癖だと思ったのだが。
「あー、やっぱいいや。また今度な」
頭を掻くように、緊張と照れを誤魔化しながら、気づくとそんな言葉を言っていた。
「・・・?。言いかけてやめるのか。可笑しな奴だな」
ライの涼やかな声に視線を上げるとリヴァルはどきりとした。
冷たくも見える綺麗な無表情が、ふんわりと柔らかに微笑を浮かべて向けられていたのだ。
本人は無意識なのだろうけど、反則的に可愛い。
『うわ~、そんな顔見せるなよ』
それを見た瞬間、頬が赤くなりリヴァルは、ヤバイと思いつつも顔を伏せる。
落ち着いたはずのリヴァルの心臓が、再び鼓動を早まっていく。
どうにもライを意識したまま、勉強に身も入らずに再開しようとしたところ、ミレイに呼ばれて教室を出て行ったライを、リヴァルは笑顔で手を振って見送った。
しかし、教室で一人となると、リヴァルは耐え切れず、机に腕を組んだままそこに顔を伏せた。赤くなった顔を隠すようにしながら、呟いた。
「何考えてんだ。相手はライだろ。俺が好きなのは会長で、ライは」
男のライから、女性の体となったライの今までの色んな表情や仕草が浮かんでは消える。
そのほとんどは、自分のいるときと、呼びかける声とで重なりながら。
いつも最初に思い浮かべていたはずのミレイよりも、最近はライの事とばかり気づくと考えてしまっている。
体は女の子でけれど中身は昔のままなのに、友達と接するどころか、異性として意識して可愛いだとか好きだとか想うのは間違っているはずなののに抱えた感情は拭いきれない。
「俺の事どう思ってるのかな・・・。なんてあいつは知らないんだけどな」
リヴァルは何処か拗ねたような顔を横に向けると、ライが出て行った扉が映り溜息をこぼして苦笑を浮かべた。
ライに対して、友人以上の感情を抱いているのはリヴァルだけじゃないことを、本人以外の周りの様子でそれとなく気づいていた。
生徒会の仲間であり、恋敵であるのは互いに認めているけれど、そんな彼らが唯一、一致しているのは
「ライさん。貴方に折り入ってお話があるんですけど、今から」
これ以上敵を増やさないということ。
「悪い。これからライは会長命令で呼ばれてるから。また今度な」
廊下で呼び止められたライの腕を掴んだリヴァルは、男子生徒に代わりに謝るようにしてその場から連れて行った。
本人が鈍いにしても、今のライを誰とも知らない男と結び付けてしまいたくはない。
天然で鈍感なライに、そんな心配もあるのかはわからないけれど、それだけが生徒会の中で、密かに暗黙のルールとなっていた。
終わり
「何をそんなに驚いているんだ?」
考えるように伏せたライの瞳が凝視していたリヴァルの視線に気づいて、目線をあげる。
「いや、ははっ、ちょっと考え事してたからさ。よ、よし!。次はえっと、さっきの例文で」
考え事はお前の事でとは言えないまま、リヴァルは誤魔化すように笑いながらペンをとり机に向かう姿勢を見せた。
やる気を出し始めたリヴァルに、ライは眼を瞬かせたが、特に言うこともなくノートの上でペンの走る音だけが教室内に聞こえる。
外からは少しずつ登校する生徒達の声が聞こえてくるのに、その声はどこか遠くに感じるくらい、二人きりであると意識したリヴァルは、目線をノートに向けたまま不意に口を開く。
「なぁ、ライ。今度さ」
「ん?」
って、何を言おうとしているのだろう。一体、何処に誘うつもりなのだろうとリヴァルは考えた。
次の言葉が出てこなかったのは、自分といるときよりもルルーシュやスザクといるときの方が楽しそうに見えたからだろうか。
恋愛事となると、どうにも引くほうを選んでしまうのは悪い癖だと思ったのだが。
「あー、やっぱいいや。また今度な」
頭を掻くように、緊張と照れを誤魔化しながら、気づくとそんな言葉を言っていた。
「・・・?。言いかけてやめるのか。可笑しな奴だな」
ライの涼やかな声に視線を上げるとリヴァルはどきりとした。
冷たくも見える綺麗な無表情が、ふんわりと柔らかに微笑を浮かべて向けられていたのだ。
本人は無意識なのだろうけど、反則的に可愛い。
『うわ~、そんな顔見せるなよ』
それを見た瞬間、頬が赤くなりリヴァルは、ヤバイと思いつつも顔を伏せる。
落ち着いたはずのリヴァルの心臓が、再び鼓動を早まっていく。
どうにもライを意識したまま、勉強に身も入らずに再開しようとしたところ、ミレイに呼ばれて教室を出て行ったライを、リヴァルは笑顔で手を振って見送った。
しかし、教室で一人となると、リヴァルは耐え切れず、机に腕を組んだままそこに顔を伏せた。赤くなった顔を隠すようにしながら、呟いた。
「何考えてんだ。相手はライだろ。俺が好きなのは会長で、ライは」
男のライから、女性の体となったライの今までの色んな表情や仕草が浮かんでは消える。
そのほとんどは、自分のいるときと、呼びかける声とで重なりながら。
いつも最初に思い浮かべていたはずのミレイよりも、最近はライの事とばかり気づくと考えてしまっている。
体は女の子でけれど中身は昔のままなのに、友達と接するどころか、異性として意識して可愛いだとか好きだとか想うのは間違っているはずなののに抱えた感情は拭いきれない。
「俺の事どう思ってるのかな・・・。なんてあいつは知らないんだけどな」
リヴァルは何処か拗ねたような顔を横に向けると、ライが出て行った扉が映り溜息をこぼして苦笑を浮かべた。
ライに対して、友人以上の感情を抱いているのはリヴァルだけじゃないことを、本人以外の周りの様子でそれとなく気づいていた。
生徒会の仲間であり、恋敵であるのは互いに認めているけれど、そんな彼らが唯一、一致しているのは
「ライさん。貴方に折り入ってお話があるんですけど、今から」
これ以上敵を増やさないということ。
「悪い。これからライは会長命令で呼ばれてるから。また今度な」
廊下で呼び止められたライの腕を掴んだリヴァルは、男子生徒に代わりに謝るようにしてその場から連れて行った。
本人が鈍いにしても、今のライを誰とも知らない男と結び付けてしまいたくはない。
天然で鈍感なライに、そんな心配もあるのかはわからないけれど、それだけが生徒会の中で、密かに暗黙のルールとなっていた。
終わり
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