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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2024/11/21 (Thu)
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★2010/10/21 (Thu)
訪問者様・拍手ありがとうございます。
ギアス寸劇 桃太郎パロ 第十一話 カレライ要素有り
主役C.C. ライ ナレ、リヴァル
猿、スザク 雉、ルルーシュ 赤鬼カレン
C.C.×ライよりです。
お話は、続きからになります。



鍵は開ける為に在り、扉は閉める為に





神の声『掛け声と共に跳躍したカレンはそのままナイフを振りかざす。キーンっと剣同士のぶつかる音が響くのだが、目を細めたC.C.が受け止めるまでもなく、ライが腰に添えた刀で食い止める』


カレン「私の相手は貴方じゃないわ。さっさと引きなさい」

ライ「C.C.様の命令に従い、君の相手は僕となっている」


神の声『冷静に見つめるライと剣越しに睨みつけながらカレンは歯を食いしばる。人相手ならカレンの方が力が上なのだが、相手がライで、しかも昔からのなじみがあるせいか切りつけるのをためらいが出るかのように、カレンの手が僅かに震える。けれど二人の戦いはスザクさえも見ほれてしまうほどに攻防が素早いものだった』


カレン「どうしてよ。どうして、人のそれも下に付いているの!。昔は、貴方も人に対して反感を持っていたじゃない。私達がどれだけ人に迫害され続けたのか忘れたわけではないんでしょう!!」


神の声『睨みつけた目尻に浮かび、泣き叫ぶかのようにライへと訴えかけるカレンの声は、確かにライの心に届いているらしく、ライの目が僅かに寂しさを湛えて伏せられる』


ライ「・・・話は、それだけか?」

カレン「なっ!?」


神の声『力よく刀を振り下ろされる気配にカレンが後ろへと飛んでそれを回避してまま、信じられないよう驚いた顔でライを見つめる』


カレン「本当に何も覚えてないというの」

ライ「・・・」


神の声『カレンを見下げるライの目は、敵に対してのものだったが、そこに敵意や殺意は見られず、ただ凝視するように静かに見つめる。どこか淋しさを含んで』


C.C.「ライ。先に行くには、その鬼のお前の手でやることになるな。過去の制裁は今此処でつけておけ」


神の声『スザクがとめようかと足を踏み出すのを、C.C.が目線で制止させてから、ライに対して無情に命令を下す』


スザク「彼らは元々仲間なんだろ。それを」

ルルーシュ「なら、俺達はここに何をしにきた。鬼と分かり合うためか?。違うな。最初から目的は一つ。この鬼が島に我が物顔で町へと赴き人間達に向けた暴挙を見過ごすことなく、鬼退治する為だ。判断を間違えるな」


神の声『スザクが昔の仲間の子とを思い出してか、私情を交えた物言いで言い募るとそれをとめたのは、以外にもずっと傍観していたルルーシュだった。押し黙るスザクは正義感強く、相手が鬼であっても殺しあう事はどうしても避けたく、迷いと怒りに拳を握り締める』


C.C.「後はお前の判断だ」

ライ「・・・」


神の声『ふと、顔を俯かせたせいか、ライの前髪に隠れ、一瞬表情が見えなくなる』


カレン「ライ・・・? ふっ、そう。わかったわ。貴方が選ぶ世界がそっち側であるのなら、きょうからあなたは敵になるのね。それなら、迷いはもう何もないわ」


神の声『かすかに怒りに震えた声は、どこか諦めと後悔を含んで、顔をあげたライの目に映ったのは、敵を排除する敵意、カレンの紅い目。鬼が怒りや興奮で目が赤くなる時に出るものだ。それがライへと向けられていた』


カレン「やぁぁぁぁぁ!」


神の声『正面から駆け出すように襲い掛かってきたカレン。ライは刀を下ろしたまま、ナイフが振り下ろされ、ライが致命傷を負わせるのには時間がかからないものだった』


カレン「っ・・・!?」


神の声『見開くように驚いたカレンが息を呑む。ぼたぼたと血がこぼれ床へと落ちる音。ライの腕を伝うように流れ出るまま、しかし、カレンのナイフは弾き飛ばされ床へと落ちていた。攻撃を受けて倒れそうなカレンを片手で支えるようにしてライは静かに見つめる。苦痛を浮かべたその額に汗が滲んでいた』


カレン「なんで?」

ライ「君の事は思い出せないままだが、僕は何も知らないままの未練がある。だから生かす道を選んだ」

カレン「卑怯よ。それ」


神の声『ライの頬に手を滑らせて、小さく笑ったカレンは呟いた。ライの刀は握りのほうをカレンの腹へと打つように付いたために、カレンの意識は遠のいて行く。確かにその時、カレンの知ってるライの、困ったような懐かしい笑みを見たのと同時に、C.C.へと仰ぎ見る表情が主循環系とは違う深い信頼関係、昔の自分とライをそこに見た気がして、カレンは思うのだ』


カレン「(貴方は変わった訳じゃなくて、私の傍にいなかったから見えてなかっただけ。結局、私が変わってないだけだった)」


神の声『カレンの表情もさっきよりも緩んだ様に周囲にも見えたのだった』


続く

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