コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/01/23 (Sun)
一歩でも踏み出したい
「はーい、チーズ」
カシャリと撮った一枚にふいをつかれて振り返るライが映る。
シャッターを押したのは微笑むナナリーで、その後ろにスザクの姿があることに、ライは目を瞬かせる。
「ナナリー・・・?」
「ふふっ、ライさんの無防備な表情頂いちゃいました」
手にしたカメラを顔の横に移動させ、無邪気に笑うナナリーに、ライの表情が少しだけ和らいだように変わった。
「二人いる事は珍しくはないのだが、僕の部屋に揃ってくる事は珍しいな」
静かな清涼たる声に、スザクとナナリーの二人は顔を見合わせる。
「スザクさんと相談して、ライさんにお願いしたいことがあって」
「お願い?」
「うん。とりあえず、立ち話もなんだから、部屋に入ってもいいかい?」
「・・・ああ」
スザクに促される形で、部屋に招き入れたライは、二人に向かい合う。
「お願いとは何だ」
「はい。これをお願いしに来たんですよ」
手渡れたカメラに、視線を落としたライはウタ旅視線を上げて二人を見る。
「写真・・・?これで何かを撮ってきて欲しいのか?」
当然、何も聞かされてない上で、そういう反応を返すだろうことに間違いはないのだが。
しかし、その様子に二人は顔を見合わせるように苦笑を漏らした後、スザクのほうから口を開いた。
「違うよ。僕達が撮りたいのは君なんだ」
「?」
疑問を浮かべたように目を瞬かせたライに、ナナリーがにこやかに説明を始める。
「先ほど部屋でアルバムを見ていたんです。そうしたら、学園での思い出の写真が沢山出てきたんですけど、ライさんの写真が一枚もないことに気づいて、それで」
ミレイの厚意により、途中から生徒として通っているものの、毎回授業に顔を出すほど馴染んではいないライには、ごく当たり前のように学生生活を送り、イベントなど各々楽しい思い出を刻むのは知ってはいた。
が、どこか遠慮があるのか傍観者的に溶け込もうとしない。
それを知ってるミレイやスザク、そしてナナリーや他の皆にもそれとなくイベントへと誘われ参加はするものの、積極的ではなかった。
其れゆえかライの写真は驚くほどなかったのである。
ナナリーにも心配されてることを気遣ってライは静かに目を伏せて、話した。
「元々は部外者だ。僕の事を気にする必要はないと思う」
冷徹でどこかとっつきにくい印象が目立つのは、何より端麗とした容姿であるにも関わらず、表情の起伏が少ないためであろうが、ライの持ち前の優しさと天然さは付き合いの浅い中でも、理解したものだった。
続く
一歩でも踏み出したい
「はーい、チーズ」
カシャリと撮った一枚にふいをつかれて振り返るライが映る。
シャッターを押したのは微笑むナナリーで、その後ろにスザクの姿があることに、ライは目を瞬かせる。
「ナナリー・・・?」
「ふふっ、ライさんの無防備な表情頂いちゃいました」
手にしたカメラを顔の横に移動させ、無邪気に笑うナナリーに、ライの表情が少しだけ和らいだように変わった。
「二人いる事は珍しくはないのだが、僕の部屋に揃ってくる事は珍しいな」
静かな清涼たる声に、スザクとナナリーの二人は顔を見合わせる。
「スザクさんと相談して、ライさんにお願いしたいことがあって」
「お願い?」
「うん。とりあえず、立ち話もなんだから、部屋に入ってもいいかい?」
「・・・ああ」
スザクに促される形で、部屋に招き入れたライは、二人に向かい合う。
「お願いとは何だ」
「はい。これをお願いしに来たんですよ」
手渡れたカメラに、視線を落としたライはウタ旅視線を上げて二人を見る。
「写真・・・?これで何かを撮ってきて欲しいのか?」
当然、何も聞かされてない上で、そういう反応を返すだろうことに間違いはないのだが。
しかし、その様子に二人は顔を見合わせるように苦笑を漏らした後、スザクのほうから口を開いた。
「違うよ。僕達が撮りたいのは君なんだ」
「?」
疑問を浮かべたように目を瞬かせたライに、ナナリーがにこやかに説明を始める。
「先ほど部屋でアルバムを見ていたんです。そうしたら、学園での思い出の写真が沢山出てきたんですけど、ライさんの写真が一枚もないことに気づいて、それで」
ミレイの厚意により、途中から生徒として通っているものの、毎回授業に顔を出すほど馴染んではいないライには、ごく当たり前のように学生生活を送り、イベントなど各々楽しい思い出を刻むのは知ってはいた。
が、どこか遠慮があるのか傍観者的に溶け込もうとしない。
それを知ってるミレイやスザク、そしてナナリーや他の皆にもそれとなくイベントへと誘われ参加はするものの、積極的ではなかった。
其れゆえかライの写真は驚くほどなかったのである。
ナナリーにも心配されてることを気遣ってライは静かに目を伏せて、話した。
「元々は部外者だ。僕の事を気にする必要はないと思う」
冷徹でどこかとっつきにくい印象が目立つのは、何より端麗とした容姿であるにも関わらず、表情の起伏が少ないためであろうが、ライの持ち前の優しさと天然さは付き合いの浅い中でも、理解したものだった。
続く
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