コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2011/02/20 (Sun)
召し上がれ、私の気持ち
「ライさん」
「ん? なんだい。ナナリー」
確認をとるまでもないことだけど、ライさんの口から言わせたくて私はつい意地悪を口にする。
「咲世子さんから話を聞いたんですけど、最近は休日でもスザクさんやジノさんともよく出かけているようですけど、私に会いに来てくれないのは、何故ですか」
「ああ、気分転換に遊びに行くのもいいとジノ達への街の案内を含めて付き合っていただけだ」
ライさんの言葉に嘘は感じられなかったが、その言葉の向こうに僅かながらスザクさん達の下心が見えた気がして、一瞬私は目を細めた。
「そう、ですか。ちょっと悔しい」
「えっ・・・」
「コレは私の我がままなのかもしれないけど、私が車椅子でなく足で外に出かけられたら、ライさんの迷惑にならずにいられて、色んな場所にライさんを連れて行けるのに、今の私が出来る事は部屋の中にしかないんですね」
「ナナリー・・・」
顔を俯かせ声を落とした私に、優しいライさんは心を痛める様子がひしひしと伝わった。
ほくそ笑む心と裏腹に表情は落ち込んだ様子を装って、ライに健気に笑いかけた私が見たのは、ライさんの切ない顔だった。
「なんて、今は大好きなライさんが傍にいることだけでも嬉しいことなのに、ごめんなさい。贅沢ですよね」
「・・・ナナリー。君の気持ちも知らずに、遊びにいっていた事を話すのはぶしつけだったと思う。すまない」
「そんな謝る事は。ライさんがもっと多くを知って、そこで味わった体験を私に話してくれるだけで満足ですよ」
「ナナリー・・・僕は君一人でも悲しい思いをさせたくはないから、今度出かける時は一緒に来ないか?」
そう話を振るだろう思っていたナナリーは、決められた台詞を口にする。
「私もいいんですか・・」
「ああ・・・勿論だ。思い出は大勢でいるのも楽しいが、君といるほうがもっといい思い出が作れると思うから」
「嬉しい・・・」
頬を染めた私はライさんの白い首へと手を伸ばして、それに気づいたライさんが私を優しく抱きとめた。
「ナナリー」
「今日も明日もライさんの事を考えて、抱きしめていたいから離さないでくれますか?」
顔を向かい合った私はライさんにそっと尋ねる。
勿論答えなんて聞かなくてもわかってるけど、最優先事項はいつだって同じ、ライさんの中で私は永遠に一番になっていたのだった。
その事実も変わらず、私はチョコよりも甘い顔で優しく笑うライさんに、そっと唇を押し付けた。
あなたを愛してますっと言葉を乗せてライさんに送る私の想いは、他の誰よりもきっと熱く溶けてしまっていた。
まるで、チョコレートみたいに・・・。
終わり
召し上がれ、私の気持ち
「ライさん」
「ん? なんだい。ナナリー」
確認をとるまでもないことだけど、ライさんの口から言わせたくて私はつい意地悪を口にする。
「咲世子さんから話を聞いたんですけど、最近は休日でもスザクさんやジノさんともよく出かけているようですけど、私に会いに来てくれないのは、何故ですか」
「ああ、気分転換に遊びに行くのもいいとジノ達への街の案内を含めて付き合っていただけだ」
ライさんの言葉に嘘は感じられなかったが、その言葉の向こうに僅かながらスザクさん達の下心が見えた気がして、一瞬私は目を細めた。
「そう、ですか。ちょっと悔しい」
「えっ・・・」
「コレは私の我がままなのかもしれないけど、私が車椅子でなく足で外に出かけられたら、ライさんの迷惑にならずにいられて、色んな場所にライさんを連れて行けるのに、今の私が出来る事は部屋の中にしかないんですね」
「ナナリー・・・」
顔を俯かせ声を落とした私に、優しいライさんは心を痛める様子がひしひしと伝わった。
ほくそ笑む心と裏腹に表情は落ち込んだ様子を装って、ライに健気に笑いかけた私が見たのは、ライさんの切ない顔だった。
「なんて、今は大好きなライさんが傍にいることだけでも嬉しいことなのに、ごめんなさい。贅沢ですよね」
「・・・ナナリー。君の気持ちも知らずに、遊びにいっていた事を話すのはぶしつけだったと思う。すまない」
「そんな謝る事は。ライさんがもっと多くを知って、そこで味わった体験を私に話してくれるだけで満足ですよ」
「ナナリー・・・僕は君一人でも悲しい思いをさせたくはないから、今度出かける時は一緒に来ないか?」
そう話を振るだろう思っていたナナリーは、決められた台詞を口にする。
「私もいいんですか・・」
「ああ・・・勿論だ。思い出は大勢でいるのも楽しいが、君といるほうがもっといい思い出が作れると思うから」
「嬉しい・・・」
頬を染めた私はライさんの白い首へと手を伸ばして、それに気づいたライさんが私を優しく抱きとめた。
「ナナリー」
「今日も明日もライさんの事を考えて、抱きしめていたいから離さないでくれますか?」
顔を向かい合った私はライさんにそっと尋ねる。
勿論答えなんて聞かなくてもわかってるけど、最優先事項はいつだって同じ、ライさんの中で私は永遠に一番になっていたのだった。
その事実も変わらず、私はチョコよりも甘い顔で優しく笑うライさんに、そっと唇を押し付けた。
あなたを愛してますっと言葉を乗せてライさんに送る私の想いは、他の誰よりもきっと熱く溶けてしまっていた。
まるで、チョコレートみたいに・・・。
終わり
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