可愛く月とウサギのワルツ

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リスタートはここからの番外編でカレン視点の
カレン×ライです。

続きからになります。

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可愛く月とウサギのワルツ


　戦闘前でもないのに緊張に一呼吸した私は、一部屋の扉をノックをした。


「はい？」


　中から子供特有の高いライの声が聞こえてきて、私の胸は高鳴りを増す。
　早く会いたいっとノブに手を書ける前に、中から扉が開いてその隙間から、ちいさな顔を覗かせたライがいた。


「カレン・・・？」


　大きな灰青の瞳を瞬かせて私を見上げたその表情は、愛らしく思わず口元を緩めてしまう。


「今日は学校が休みだから、一緒にお出かけしないかと思って誘いに来たんだけど、これから予定はある？」


　猫被るときのような表情ではなく、普段の態度で話しかけた私に、ライの答えは私の喜ぶものだった。


続く