コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★2011/02/28 (Mon)
冷たさが暖かさに変わるまで
陽は傾いて水平線の向こうにオレンジと紫のグラデーションを空へと広げていく頃、二人は最後に観覧車へと乗り込んだ。
遊園地に来たのは、ライは初めてではなく二回目だった。
一緒に来た人間は同じなのだが、前とわけが違う。
記憶喪失というよりも過去へと退化しているC.C.は見るもの見るもの物珍しく子供のように瞳を輝かせ、椅子に膝をつけたまま窓の外を覗き込んでいた。
彼女がいつ戻るのかそれは誰にもわからない。
自分の記憶も思い出す事は僅かだというのに、C.C.まで普段の傍若無人さをぶち壊すくらいに変わり果てた姿は、素直で聞く耳を持つほどだからいいととっていいのか、単純にそう思っていても元は同じ人間だというのに、物悲くライは目を伏せた。
頬に手を当てるようにして、どこか遠くを見つめたまま愁い帯びたライの表情に気づいてか否か、C.C.は視線を向けていた。
楽しかったのは事実だが、自分だけ楽観していたのではないかと危惧を覚え、ライへと近寄る。
不安定な観覧車の中を歩き回るのはおぼつかないのが、ぎしりと音を立てライの隣に座ったC.C.は心配そうに見上げる。
「どこか気分でも悪いのですか?」
考え事から目を冷めたように顔を横へと向けると、不安な表情のC.C.がいることに気づいて目を瞬かせた。
「いや、あっという間だったと振り返みると、少し残念だと思っただけだよ」
心配ないと言う様に頭をなでると、嬉しそうに目を細めたC.C.がその感触を少しだけくすぐたいように頬を染めていた。
ナナリーもそうなのだが、どうしても時々妹に接するように振舞ってしまうところがあるのだが、悪意はないがそれが時として誤解を生むことはある。
それと別に他人の恋情に鈍感で天然な所もあるが、それらを含めてライの長所であり、優しさなどだと知っているC.C.は無言で頭をなでさせていた。
続く
冷たさが暖かさに変わるまで
陽は傾いて水平線の向こうにオレンジと紫のグラデーションを空へと広げていく頃、二人は最後に観覧車へと乗り込んだ。
遊園地に来たのは、ライは初めてではなく二回目だった。
一緒に来た人間は同じなのだが、前とわけが違う。
記憶喪失というよりも過去へと退化しているC.C.は見るもの見るもの物珍しく子供のように瞳を輝かせ、椅子に膝をつけたまま窓の外を覗き込んでいた。
彼女がいつ戻るのかそれは誰にもわからない。
自分の記憶も思い出す事は僅かだというのに、C.C.まで普段の傍若無人さをぶち壊すくらいに変わり果てた姿は、素直で聞く耳を持つほどだからいいととっていいのか、単純にそう思っていても元は同じ人間だというのに、物悲くライは目を伏せた。
頬に手を当てるようにして、どこか遠くを見つめたまま愁い帯びたライの表情に気づいてか否か、C.C.は視線を向けていた。
楽しかったのは事実だが、自分だけ楽観していたのではないかと危惧を覚え、ライへと近寄る。
不安定な観覧車の中を歩き回るのはおぼつかないのが、ぎしりと音を立てライの隣に座ったC.C.は心配そうに見上げる。
「どこか気分でも悪いのですか?」
考え事から目を冷めたように顔を横へと向けると、不安な表情のC.C.がいることに気づいて目を瞬かせた。
「いや、あっという間だったと振り返みると、少し残念だと思っただけだよ」
心配ないと言う様に頭をなでると、嬉しそうに目を細めたC.C.がその感触を少しだけくすぐたいように頬を染めていた。
ナナリーもそうなのだが、どうしても時々妹に接するように振舞ってしまうところがあるのだが、悪意はないがそれが時として誤解を生むことはある。
それと別に他人の恋情に鈍感で天然な所もあるが、それらを含めてライの長所であり、優しさなどだと知っているC.C.は無言で頭をなでさせていた。
続く
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