コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
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----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/09/04 (Sun)
今まではここでバイバイだった
青い空から太陽が顔を覗かせる朝の光。
清清しい空気に触れ、小鳥が囀る声が響き、ライ達の住む家にまで届く。
うっすらと瞼を開いて何度か瞬きした後で、布団から上半身をけだるそうに起こすと、ライはカーテンの閉められた窓を見た。
隣ではすぅすぅっと寝息を立てて、C.C.が入り込んだ冷気に身を縮めるように布団を被る。
カーテンと共に開いた窓により、入り込んだ空気のせいだろうとは思うが、それでも起きる気配は全くないことに、窓際に立っていたライがしょうがないと言いたげに微苦笑をこぼす。
起こさないように足音に注意しながら、向かった手洗い場で顔を洗い口をゆすぐと、すっかりと覚醒した様子でいつもの習慣となっているかのように、手にしたエプロンを付けて朝食の準備を始めた。
トントンとまな板にぶつかる包丁の心地よい音とぐつぐつとした鍋の音が、いい香りと共に部屋に響き渡る。
実に慣れた手作業で、台所に立つライは、立派な主夫のようにも見えた。
何もなかった円卓の上に、次々と彩りのある料理が並べられる頃、すっーと襖が開くと、眠い目をこするようにして
C.C.がすとんとテーブルの近くに女座りする。
起こす前に起きて来るのは祖う珍しいことでもなかったのだが、皿を置きながらライはその顔を一瞥した。
一応起きたというように、目は虚ろでボーとして髪も寝癖のままにぼさぼさのままだ。
「おはようC.C.。朝食の前に顔を洗って来たらどうだ」
溜息混じりにライがすすめると、寝起きで頭が回らないせいか素直に、腰を上げて手洗い場へとふらついた足ながらも向かっていった。
ようやく目を覚ましたC.C.と一緒に、手を合わせて朝の朝食をとった。
テレビのない室内は静かで、箸の音や皿をとる音、物を食べる音だけがやけに大きく聞こえるほどだった。
「ピザではないのか」
日本食を食いつつ、不満げに口にするC.C.に、ライは目を瞑る。
「君は朝からピザを食いたいのか」
「当然。好物はいつ食べても美味い事に変わりないだろ」
「却下。余裕がないから今は我慢してくれ」
「・・・ふん」
鼻息を漏らすだけで文句を言わずに、味噌汁に口をつけるC.C.。
一応昨日の夜に話したことを覚えているのか、静かであるのが妙に引っかかるが、ライは一瞥するだけで静かに食事を終えるとバイトへと向かうために外出する準備に急ぐ。
玄関先までチーズ君人形を抱えたまま、見送るC.C.がなんだか留守を任された子供のように見えて笑いそうになったが、訝しげに目を細めるのを目に止めて、ライは口をつぐんだ。
「・・・行ってきます」
何も言わないC.C.からのいってらっしゃいが聞こえないのを残念に思いつつも、ライは引き戸へと手をかけた。
すると、サンダルを履いたC.C.が近づく気配に振り向くと、襟元をつかまれ驚く間に、キスをされる。
「終わった後は、誰に目を向けることなど私の元に帰って来い。わかったな?」
耳元に囁いた後、凝視するC.C.の威圧感におされ、頷くライ。
それに満足そうに口を緩めたC.C.は襟元の手を離し、そのまま部屋のほうへと戻っていった。
ライは口元を片手で隠すようにするが、その頬は赤くなっていて、熱を冷ますように首を振って扉を開いた。
初めてでもあるまいに、どうしていつも彼女の言動には振り回されてしまうのだろうと、密かに息をつき空を見上げるのだった。
続く
今まではここでバイバイだった
青い空から太陽が顔を覗かせる朝の光。
清清しい空気に触れ、小鳥が囀る声が響き、ライ達の住む家にまで届く。
うっすらと瞼を開いて何度か瞬きした後で、布団から上半身をけだるそうに起こすと、ライはカーテンの閉められた窓を見た。
隣ではすぅすぅっと寝息を立てて、C.C.が入り込んだ冷気に身を縮めるように布団を被る。
カーテンと共に開いた窓により、入り込んだ空気のせいだろうとは思うが、それでも起きる気配は全くないことに、窓際に立っていたライがしょうがないと言いたげに微苦笑をこぼす。
起こさないように足音に注意しながら、向かった手洗い場で顔を洗い口をゆすぐと、すっかりと覚醒した様子でいつもの習慣となっているかのように、手にしたエプロンを付けて朝食の準備を始めた。
トントンとまな板にぶつかる包丁の心地よい音とぐつぐつとした鍋の音が、いい香りと共に部屋に響き渡る。
実に慣れた手作業で、台所に立つライは、立派な主夫のようにも見えた。
何もなかった円卓の上に、次々と彩りのある料理が並べられる頃、すっーと襖が開くと、眠い目をこするようにして
C.C.がすとんとテーブルの近くに女座りする。
起こす前に起きて来るのは祖う珍しいことでもなかったのだが、皿を置きながらライはその顔を一瞥した。
一応起きたというように、目は虚ろでボーとして髪も寝癖のままにぼさぼさのままだ。
「おはようC.C.。朝食の前に顔を洗って来たらどうだ」
溜息混じりにライがすすめると、寝起きで頭が回らないせいか素直に、腰を上げて手洗い場へとふらついた足ながらも向かっていった。
ようやく目を覚ましたC.C.と一緒に、手を合わせて朝の朝食をとった。
テレビのない室内は静かで、箸の音や皿をとる音、物を食べる音だけがやけに大きく聞こえるほどだった。
「ピザではないのか」
日本食を食いつつ、不満げに口にするC.C.に、ライは目を瞑る。
「君は朝からピザを食いたいのか」
「当然。好物はいつ食べても美味い事に変わりないだろ」
「却下。余裕がないから今は我慢してくれ」
「・・・ふん」
鼻息を漏らすだけで文句を言わずに、味噌汁に口をつけるC.C.。
一応昨日の夜に話したことを覚えているのか、静かであるのが妙に引っかかるが、ライは一瞥するだけで静かに食事を終えるとバイトへと向かうために外出する準備に急ぐ。
玄関先までチーズ君人形を抱えたまま、見送るC.C.がなんだか留守を任された子供のように見えて笑いそうになったが、訝しげに目を細めるのを目に止めて、ライは口をつぐんだ。
「・・・行ってきます」
何も言わないC.C.からのいってらっしゃいが聞こえないのを残念に思いつつも、ライは引き戸へと手をかけた。
すると、サンダルを履いたC.C.が近づく気配に振り向くと、襟元をつかまれ驚く間に、キスをされる。
「終わった後は、誰に目を向けることなど私の元に帰って来い。わかったな?」
耳元に囁いた後、凝視するC.C.の威圧感におされ、頷くライ。
それに満足そうに口を緩めたC.C.は襟元の手を離し、そのまま部屋のほうへと戻っていった。
ライは口元を片手で隠すようにするが、その頬は赤くなっていて、熱を冷ますように首を振って扉を開いた。
初めてでもあるまいに、どうしていつも彼女の言動には振り回されてしまうのだろうと、密かに息をつき空を見上げるのだった。
続く
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