庇うようにカーテンをとじる

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ノーメイクな心と葛藤の続き、
ナナリーvsカレン×ライです。
続きからになります。

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庇うようにカーテンをとじる
 

　変なことでも書いてるのかしら？　
　それよりも、川の答えはまあ置いておくにしても、島のイメージする人が、会って見たいがなかなか会えない人って、私頻繁に会ってるわよ？!。
　私の意識がないだけ？それとも深層心理でもっと会いたいとか思っちゃったりしてるわけ？!
　考えるうちにも、どんどん頬が赤くなる私ははっとする。
　意識しすぎかもしれないけど、此処で変に勘ぐられたり、追求するのを避けるために、あえてナナリーに同意してみた。


「そうね。海の次は確か谷のはずでしょ？　答えられないことでも書いてあるのか余計気になるわね」

「・・・・」


　何か答えづらいものでもあるのか小さく溜息をこぼしたライは、口を開くとその答えを聞いた私達は揃って驚いた。


「谷をイメージする人は・・・厄介な人だ」


　私が思い浮かんだのは、スザク。
　厄介というべきなのだろうかと、よくよく考えてみると、よくライと一緒に行動しているところは見かけると、会長に以前、ライは見ていて放って置けなくなるとか誤解を受けそうな台詞を耳にしたことあるけど、恋敵として意識した覚えは、ないとは思いたい。
　だけど、ナナリーの場合。谷でイメージした人が、ルルーシュでしょ？。
　しかも、まずはじめに思いついたって、ルルーシュ、あんた本当に妹離れする事考えたほうが身のためよ。
　私は同情するように、いるはずもない空を見上げて溜息を漏らしたのだった。
　

「天気予報と同じく、人の心理も変わるものだから、気にする必要はないと思う」


　まるでその場にいるはずのないルルーシュの気持ちを汲み取って、フォローを入れるライに、ナナリーも頷く。


「そっそうですよね？!。心理テストは占いと似たようなものですし、気にする心配ないですよね!」


　いや、心理を探るテストだから違うと思うけど、私はあえて何も言わないでおいた。



終わり