コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2010/02/02 (Tue)
Girls Dream of bubble・番外編 一度だけの懇願
いつもどおり生徒会室内でチェスを興じていた二人へとリヴァルが声をかけてきた。
「よう。二人とも、チェスの成果のほうは?」
テーブルに置かれたチェス盤には駒があり、黒はルルーシュ、白はライとして、対戦をしていた。
といっても、賭けチェスのような金銭が絡むことなく、純粋にライとのチェスをルルーシュが興じているように見える。
ライの横から覗き込むリヴァルへと、答えたのはやはりライのほうからだった。
「ああ。六対五で、ルルーシュが一歩リードしているところだ」
「俺だとその勝敗の差さえないだもんな」
両手を頭へと回すようにして屈んだ体制を元に戻したリヴァルは、空中を見ながらいうのだが、どこかつまらそうな響きがあった。
「ライの場合、過去の記憶を含めれば、もしかしたらお前よりもチェス経験は豊富なのかもな」
「そりゃ、今更ライが初心者だとは思わないけど、俺だって経験をつめていけば、それくらい」
ルルーシュへと視線を向けたリヴァルは、口を尖らせるようにして反論すると、
「そうだな。手が見えるようになくなったら、再度挑戦すればいいだけだ」
勝つ見込みがないことを公示されて、リヴァルは嘆くように溜息をつきながら、どこか投げやりに返した。
「お前に手中が読めてたら、勝てる試しもないだろ」
それに同意したのは、意外にもライで、
「ああ。僕でも時折ルルーシュの策にはまりそうになるから、勝つのは難しいな」
「いや、ライ。そのルルーシュと対等に渡り合ってるお前も凄いんだぞ」
何を言うかとリヴァルは不満に思う。互角に渡り合ってるだけの力量を持っても尚、謙虚なライに至極当然の言葉を吐くと、自己の実力に全く理解のない言葉が返ってきた。
「そう、だろうか?」
「おお。前にも言ったけど、ルルーシュと勝敗を楽しんでつけられるのは此処では、お前くらいなんだから、もっと
自信を持つべきなんだよ」
「確かに。対等に渡り合える相手に、自分を過小評価して欲しくはないものだ」
リヴァルの意見に賛同するようにルルーシュが乗っかる。二人の視線がライへと向けられても、ライは真顔だったその表情に困ったように眉尻を下げてこう言った。
「事実を言っただけなんだが」
「ルルーシュに負けた相手が聞いたら、反感買いそうなせりふだぜ」
「そんなつもりは」
過去の記憶を除いて、チェスの腕はルルーシュよりは実力は劣ると思っているのか、リヴァルの言葉通り、そのルルーシュと対等に渡るどころが自分の実力を誇示した結果負けていった者達の無念を煽るような言葉ではあるが、ライに悪意がないのは一目瞭然だった。
ルルーシュは、話を変えるようにリヴァルヘと視線を向けると、
「それはいいとして、何か用事があってきたんだろ」
「ああ、お前に用件があってきたんだ」
顔を上げたライがリヴァルヘと視線を合わせる。
「僕に?」
「うん。でさ、これから俺と」
「今は先約がある」
ライが答える前にルルーシュが口を挟む。
「いや、ルルーシュ? まだ俺一言も」
「お前がらみの事だとすれば、大体の想像はつく」
「・・・・想像つくって、ルルーシュ? 一体何のことだよ?」
「リヴァル。お前が会長と組んで何を企んでるのかは知らんが、内密にしたいのなら話をする場所に生徒会室を選んだのが間違いだな」
「・・・あ・はは・・・、あー、ばれてたのか?」
ライと恋仲となってからもあまりに進展のない二人に、
会長が作戦を立てていた。その内容は、ライの事をあきらめきれないスザクやジノ、もしくは他の第三者を加える事でルルーシュに危機感を抱かせ行動に移させるというもので、それに協力に出たリヴァルが行動を起こしていたのだが、既にルルーシュの耳には入っていた。
曖昧に笑うリヴァルに、ルルーシュの差すような視線が向けられる。
「何の話をしているんだ?」
二人を見比べるように視線を向けたライだけが、その作戦理由を知らないことを物語っていた。
「あーそういや、お前ら対戦中だったな。勝敗はまだついてないところだし? 俺お邪魔みたいだから、引き上げるわ」
「リヴァル? 僕に用件があったんじゃ」
「あーまあえっと今のは、忘れてくれ。それじゃあ」
突き刺すルルーシュの視線から逃れるかのように、リヴァルは足速くに部屋を出て行った。
続く
いつもどおり生徒会室内でチェスを興じていた二人へとリヴァルが声をかけてきた。
「よう。二人とも、チェスの成果のほうは?」
テーブルに置かれたチェス盤には駒があり、黒はルルーシュ、白はライとして、対戦をしていた。
といっても、賭けチェスのような金銭が絡むことなく、純粋にライとのチェスをルルーシュが興じているように見える。
ライの横から覗き込むリヴァルへと、答えたのはやはりライのほうからだった。
「ああ。六対五で、ルルーシュが一歩リードしているところだ」
「俺だとその勝敗の差さえないだもんな」
両手を頭へと回すようにして屈んだ体制を元に戻したリヴァルは、空中を見ながらいうのだが、どこかつまらそうな響きがあった。
「ライの場合、過去の記憶を含めれば、もしかしたらお前よりもチェス経験は豊富なのかもな」
「そりゃ、今更ライが初心者だとは思わないけど、俺だって経験をつめていけば、それくらい」
ルルーシュへと視線を向けたリヴァルは、口を尖らせるようにして反論すると、
「そうだな。手が見えるようになくなったら、再度挑戦すればいいだけだ」
勝つ見込みがないことを公示されて、リヴァルは嘆くように溜息をつきながら、どこか投げやりに返した。
「お前に手中が読めてたら、勝てる試しもないだろ」
それに同意したのは、意外にもライで、
「ああ。僕でも時折ルルーシュの策にはまりそうになるから、勝つのは難しいな」
「いや、ライ。そのルルーシュと対等に渡り合ってるお前も凄いんだぞ」
何を言うかとリヴァルは不満に思う。互角に渡り合ってるだけの力量を持っても尚、謙虚なライに至極当然の言葉を吐くと、自己の実力に全く理解のない言葉が返ってきた。
「そう、だろうか?」
「おお。前にも言ったけど、ルルーシュと勝敗を楽しんでつけられるのは此処では、お前くらいなんだから、もっと
自信を持つべきなんだよ」
「確かに。対等に渡り合える相手に、自分を過小評価して欲しくはないものだ」
リヴァルの意見に賛同するようにルルーシュが乗っかる。二人の視線がライへと向けられても、ライは真顔だったその表情に困ったように眉尻を下げてこう言った。
「事実を言っただけなんだが」
「ルルーシュに負けた相手が聞いたら、反感買いそうなせりふだぜ」
「そんなつもりは」
過去の記憶を除いて、チェスの腕はルルーシュよりは実力は劣ると思っているのか、リヴァルの言葉通り、そのルルーシュと対等に渡るどころが自分の実力を誇示した結果負けていった者達の無念を煽るような言葉ではあるが、ライに悪意がないのは一目瞭然だった。
ルルーシュは、話を変えるようにリヴァルヘと視線を向けると、
「それはいいとして、何か用事があってきたんだろ」
「ああ、お前に用件があってきたんだ」
顔を上げたライがリヴァルヘと視線を合わせる。
「僕に?」
「うん。でさ、これから俺と」
「今は先約がある」
ライが答える前にルルーシュが口を挟む。
「いや、ルルーシュ? まだ俺一言も」
「お前がらみの事だとすれば、大体の想像はつく」
「・・・・想像つくって、ルルーシュ? 一体何のことだよ?」
「リヴァル。お前が会長と組んで何を企んでるのかは知らんが、内密にしたいのなら話をする場所に生徒会室を選んだのが間違いだな」
「・・・あ・はは・・・、あー、ばれてたのか?」
ライと恋仲となってからもあまりに進展のない二人に、
会長が作戦を立てていた。その内容は、ライの事をあきらめきれないスザクやジノ、もしくは他の第三者を加える事でルルーシュに危機感を抱かせ行動に移させるというもので、それに協力に出たリヴァルが行動を起こしていたのだが、既にルルーシュの耳には入っていた。
曖昧に笑うリヴァルに、ルルーシュの差すような視線が向けられる。
「何の話をしているんだ?」
二人を見比べるように視線を向けたライだけが、その作戦理由を知らないことを物語っていた。
「あーそういや、お前ら対戦中だったな。勝敗はまだついてないところだし? 俺お邪魔みたいだから、引き上げるわ」
「リヴァル? 僕に用件があったんじゃ」
「あーまあえっと今のは、忘れてくれ。それじゃあ」
突き刺すルルーシュの視線から逃れるかのように、リヴァルは足速くに部屋を出て行った。
続く
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