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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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web拍手にあるのは、女体化ライ小説(絵含む)・現在6種類。女性化ライ・番外 スザク篇話追加


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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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★2009/11/06 (Fri)
ハロウィン祭、二話目
ジノ+アーニャ×女体化ライです。
お話は、続きからになります。

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Girls Dream of bubble・番外編 釣ったつもり


「ハッピー ハロウィン!」


 ゾンビの格好をした男に突然、クラッカーを目の前に鳴らされて、一瞬驚いたものの、声の口調で誰だとわかったのか、ライは呆れたように名前を呟いた。


「ジノ・・・」

「ありゃ? 俺って、もうバレてたの?」

「上手く変装は出来ているが、・・・・声で理解は出来る」

「ライに声まで覚えてもらってるんだ。嬉しいな」


 白く細いライの手を腕を掴んだまま、笑うジノを映すように、綺麗な銀の瞳が視線を上げたライは、問いかける。


「何だ?」

「じゃ早速、連行するとしますか」


 不審に思い片眉をあげたものの、ミレイの言っていた特典と言うものを一瞬脳裏に横切り、もしやとライは手を離すようもがこうとするよりも早く、何か背中に針に刺されたような痛みを覚えジノが顔をゆがめる。その一瞬の隙に、ライはジノから距離をとるよう一歩遠のいた。


「痛っ!、何?」


 ジノの言葉につられて、ライも後ろを振り返ると、黒いナース服を着たアーニャの姿があった。手には、ジノを刺したと思われる注射器をかざすと、淡々とした声で、


「悪い患者には注射」

「って、アーニャ。・・・何も刺すことはないんじゃないか」


 ジノを無視するままに、ライの元へと来たアーニャは、見上げると言って手を差し出す。


「Trick or treat」

「アーニャに先を越されるとはな」


 ライがお菓子をあげるとアーニャは、見落としてしまうほど僅かだが、口を緩め、満足そうに手にしたお菓子を握る。嬉しそうなアーニャを見た後、物言いたげなジノの視線を受けて、ライはジノを見やると、


「ジノもいるのなら、今あるお菓子いるか?」

「それって、まだお菓子残ってるんだろう?」

「ああ」

「ふーん、じゃ、なくなりかけた頃にまた来るから、そん時にな」


 何か考え込むようにしてそう言うと、ジノは片手を挙げて、その場から去っていった。今もらえるときに貰えば楽なものの、何もなくなりかける頃に来る必要があるのかと呆れ顔のライは、呟いた。


「お菓子のないときに来ても、ハロウィンの意味がないだろう」

「ライ、一つだけ、教えてあげる」

「?」


 カシャッと、携帯の画面に振り返ったライの姿を撮り終わると、それを閉じたアーニャはおもむろに言った。


「ライがお菓子の持ってないときが、戦場になるの」

「?どういう意味だ」

「そうなったときわかる。どうしても助けが必要になったら、私を呼んで。守ってあげる」

「よくはわからないが、僕はこの後何かに巻き込まれるのか?。アーニャの言うように、例えそうという状況になっても、そんなに心配するものではないと思うが、気持ちには感謝する」

「うん。その代わり、お礼も貰うけど」

「お礼・・・、その場合お菓子でいいのか?」


 問い返すライに、アーニャはふと目を細めると、


「お菓子持っていれば。そうね」


 と小さく笑ったことに、きょとんとした顔でライは目を瞬かせる。
 天然で鈍感なライには、二人の言葉と行動の意味を理解できなかったが、否応なしにもハロウィン祭が進み行くにつれて、理解していくことを今のライは知らなかった。


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