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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
蹴り飛ばした小石はどこへ消えた
夏まで待てないミレイの発案により、場所は山へ。
特に打ち合わせしたわけではないが、バス内では隣同士に並ぶ二人を熱く見守るように視線を注ぎながら、きゃきゃっとお喋りに花を咲かせるミレイとシャーリーとニーナ。
リヴァルは何故か押し付けられたようにジノとアーニャとロロとを相手にトランプに興じ、同席となっていたスザクとカレンは何をするわけでもなく、窓の外を眺めていたりとしていたのだが、どことなく二人の機嫌が悪いように見えたからか、誰も話しかけないという、とにもかくにも妙な雰囲気でキャンプ場へと向かった。
木々の合間にコテージが立ち並ぶ場所に到着後、バスから降りた生徒会メンバー。
食事は自炊と決め付けられてるように、共同の炊飯場には、ご丁寧に水道とガスコンロが完備されている。
焚き火を起こしたり川から水を汲むという自然の流れを利用した手間のかかる作業が化かせているのはありがたい。
周囲を見回した後、皆の視線は当然のように宿泊場所であるログハウスへと移る。
泊まる時は、やはり男女に分かれるのは必須。
しかし、あわせて十一人。
女子は、五人で収まるものの、男子は六人と多い数になり、そこに目をつけたミレイは開口一番に口を開いた。
「ベットと布団を合わせても五人までだから、一人余るわね。あー、そうだ。ライこっちにこない?こっちは女子ばっかりだから、少しは余裕あると思うんだけど」
「えっ、僕ですか?」
「会長!」
当たり前のように自分に呼ばれたことに、半場戸惑うライだったが、口を挟んだのはシャーリーだった。
勿論、反対の声が上がると思いきや、予想外の言葉が出た。
「それ、いいアイディアですよ!。ライなら夜中に不審者が来てもバシッと撃退してくれそうで安心ですもんね」
「いや、シャーリー、そういう問題では」
以前の風呂場で鉢合わせになったときと同様、男であるのをサラリと流されることに、ライは困惑していたが、カレンやアーニャ、ニーナまでもが特に反論なく、女子と共に止まるという流れになりかけたのを良しとしないものが他にいたのだった。
続く