コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/06/05 (Sun)
My being me わがままなやさしさ
「・・・君が此処にくるだろうと思い、待っていたら案の定だ」
「えっ?・・・私のために待っていてくれたんですか?」
それならば嬉しいと頬を緩めるナナリーに、
「最初は関わるなと忠告さえ受け入れず、僕を探す君の行動は理解に苦しむ。・・・だから、その真意を問うために此処にいただけだ」
どこか冷たく突き放す物言いにも聞こえるのだが、ナナリーは兄と似た面を見つけ、どうしていつも一人でいるのかと、疑問と好奇心も手伝って、ひくことはなかった。
「真意?」
「ああ、どうして僕に関わろうとするのか? 何か利点があるのか? それだけが頭をめぐる。そんな車椅子で探し回るほどに僕に会う理由はなんだ?」
人形のような白く綺麗な表情には、感情が感じ取れなかったが、ひしひしと感じる雰囲気がどこか毛を逆立てた猫のようで、怯えているようにも警戒しているようにも思え、ナナリーは口を開く。
「・・・会う理由なんて一つだけです。だって、貴方とお友達になりたいと思って、私は此処にいるんですもの」
頑なな心をほぐすように、にっこりと微笑むナナリーに、子犬を少しだけ強く抱いたライは、瞳に僅かな感情の揺らぎを隠すかのように、意外な言葉に目を瞬かせた。
「友達?」
「はい!」
「・・・・」
怪しんだり追い払われたりする事はあっても、友達になりたいと善意で触れてくるものが少なく、ライは戸惑いを僅かに浮かべて、顔を伏せる。
「・・・君はやっぱり、理解不能だ」
白い頬に人らしい赤みを色づけて、照れ隠しに言ったライに、ナナリーは微笑み返す。
躊躇いはあったものの、そこから少しずつナナリーは、ライと友人関係を築いて行くのだった。
ナナリーには密かな楽しみがあった。
それは、ルルーシュ達に隠れ、二人の秘密の場所でライと再会を果たすことだけだった。
続く
My being me わがままなやさしさ
「・・・君が此処にくるだろうと思い、待っていたら案の定だ」
「えっ?・・・私のために待っていてくれたんですか?」
それならば嬉しいと頬を緩めるナナリーに、
「最初は関わるなと忠告さえ受け入れず、僕を探す君の行動は理解に苦しむ。・・・だから、その真意を問うために此処にいただけだ」
どこか冷たく突き放す物言いにも聞こえるのだが、ナナリーは兄と似た面を見つけ、どうしていつも一人でいるのかと、疑問と好奇心も手伝って、ひくことはなかった。
「真意?」
「ああ、どうして僕に関わろうとするのか? 何か利点があるのか? それだけが頭をめぐる。そんな車椅子で探し回るほどに僕に会う理由はなんだ?」
人形のような白く綺麗な表情には、感情が感じ取れなかったが、ひしひしと感じる雰囲気がどこか毛を逆立てた猫のようで、怯えているようにも警戒しているようにも思え、ナナリーは口を開く。
「・・・会う理由なんて一つだけです。だって、貴方とお友達になりたいと思って、私は此処にいるんですもの」
頑なな心をほぐすように、にっこりと微笑むナナリーに、子犬を少しだけ強く抱いたライは、瞳に僅かな感情の揺らぎを隠すかのように、意外な言葉に目を瞬かせた。
「友達?」
「はい!」
「・・・・」
怪しんだり追い払われたりする事はあっても、友達になりたいと善意で触れてくるものが少なく、ライは戸惑いを僅かに浮かべて、顔を伏せる。
「・・・君はやっぱり、理解不能だ」
白い頬に人らしい赤みを色づけて、照れ隠しに言ったライに、ナナリーは微笑み返す。
躊躇いはあったものの、そこから少しずつナナリーは、ライと友人関係を築いて行くのだった。
ナナリーには密かな楽しみがあった。
それは、ルルーシュ達に隠れ、二人の秘密の場所でライと再会を果たすことだけだった。
続く
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