----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
咲き乱れよ彼の華
ルルーシュが、迷うことない足取りで、あの銀髪の少年・ライの元へと歩いていく。
男の名は、ジェヒュー。
アッシュフォード学園に通う男子生徒で、幻の美形と噂の人物と知らずライに一目惚れ。
お近づきになりたいのは勿論だが、彼の前に立ちふさがる壁はされは高いものだった。
「(まさか、副会長自ら声をかけるのか、いや、声かけたとしても何も問題もないはずだ。生徒の名前と顔を覚えているわけではないからそんなことではないのかもしれない。ただの挨拶程度か通り過ぎるだけかもしれない。杞憂することは何も、いや、待て。ありえないが、もしもた。仮に、副会長があの少年が密接な関係があったとすれば、俺に介入できる余地はないに等しい。俺は副会長と戦えるだけの張り合えるスキルが見当たらないのがその証拠だ。・・・・と、兎に角、ひとまず様子を見よう! そして、副長が立ち去ったら、今度こそ名前くらい聞き出す)」
ジェヒューが心で葛藤している間に、もう一度少年へと目を向けると、なんとルルーシュと話していた。
しかも、挨拶程度の会話ではなく、遠巻きに見てもいや、遠巻きだからこそか、ライの表情は見えなかった微笑を浮かべるルルーシュ、二人の様子は親しいと思える雰囲気だった。
その事に、先ほどの予想に当てはまってしまったことに、ショックを受けつつも、いや、友達なだけだろうと気を改め、気になるのでその場を立ち去れないままジェヒューは二人の様子を見ていた。
「ライ」
「ん?」
顔を上げたライに、ベンチに手を添えて、背をかがめて少年に寄り添うように顔を近づけたルルーシュを見て、男は窓枠を握り締めるようにして思わず身を乗り出しかけた。
ルルーシュがライに小声で話しかけているだけなのだが、見ようによってはキスしているような体勢に見えた。
「(待て待て待て! 二人は友達じゃないのか?友達より上か?友達以上恋人未満か?いやいや恋人って、男同士だぞ!?。俺も男だけど、一目惚れしたけど、男で間違いないよな?。いやいやいや、とりあえず落ち着こう。空腹のせいか廻らない頭が勝手に俺の欲望と混ざって、妄想へと暴走しているだけなのだろう。そうに違いないはすだ)」
ジェヒューは誰に言うまでもなく結論付けた。
そして、そうだそうだと思い込むように腕組をして、首を盾に振っていた光景を怪しく思い、すれ違う女生徒数名が冷ややかかに目線を寄こしながらひそひそと話をしていることなど、今のジェヒューには見えていなかった。
続く