つまさき立ちで世界は変わる？

もしも、ライが最初から女性化だったら、パラレルストーリー。
生徒会メンバーとルルーシュ×女性化ライです。
お話は、続きからになります。

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つまさき立ちで世界は変わる？


　生徒会室にて、きゃきゃっと騒ぐ女性陣の声にひきつけられるかのように、覗き込んだルルーシュは、信じられない光景に目を見開いた。
　

　周囲に取り囲まれるように向き合うスザクとライ。


　華奢な身体に柔らかなストレートの長い髪と白い肌、三日月形の眉に、形のいい鼻、澄んだ青みかがった銀色の瞳は円らで、じっとしているとお人形さんのように綺麗であるが、しっかりとしたとても可愛らしい少女が椅子に座っていた。

　
　スザクは周りにのせられるままに若干照れつつも、まんざらでもない様子にライへと顔を近づけていた。
　ライのほうは動揺を浮かべたその大きな瞳を伏せて、白い頬に赤みを差しつつも、艶やかな唇に挟まれたポッキーは戸惑いに動くものの、スザクを待っている体勢に思えて、ルルーシュの怒りに火をつけた。



「ちょっと待った!　いくら会長命令であったとしても、今の行為は俺は見過ごしませんよ」



　扉を蹴飛ばす勢いで入り込んだルルーシュは、視線が此方に向いたことをいい事に、ずかずかとライの元へと歩み寄る。


「あら～残念。彼氏がきちゃっう前に、早くにけしかけておけば良かったかしら？」


　屈託なく笑いながらミレイは皮肉を口にするのだが、ルルーシュは一瞥するだけで、目を瞬かせたまま見上げるライの細く白い腕を掴んで立たせると、口にしたままのポッキーを取り上げた。



続く