コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2009/09/11 (Fri)
秘められた計画の実行を
立ち昇る紅茶の香り、時折カップに口をつけながら、テーブルに向かい合うように座る話の内容は、知り合いの縁談の話だったのにも関わらず、いつの間にか自分達の事へと変わって。
「僕が貴方と結婚したいと言ったら、笑いますか?」
突然、言ったライの真剣な顔は、今でもヴィレッタの脳裏に残る。
記憶が戻りこの地から遠ざかろうとしていたときに、コレも縁か、ヴィレッタと偶然に会い、彼女さえも遠ざけようとギアスの力を使ってしまったのだが、それが思いがけない効果となって、ライをこの地ではなく、ヴィレッタの元へと止めたのが始まりだっだ。
戻る意思のないライを連れてきて、二人の同居生活、その間も、さまざまなトラブルがあったものの、こうして続き、ライからあの言葉を聞いた。その気持ちが、素直に嬉しかった。
「笑いはしない。だが、その言葉言ったからには、責任は持つのだろうな」
仕事のときの真面目な顔から、口元だけを吊り上げるようにしてヴィレッタが告げると、
「えっ?」
そう言われるとは、予想していなかったのか、ライの表情がありありと見て取れて、恥ずかしさを覚えてか浅黒い肌に朱を差す。
「其処は、ハイ、だろう?」
「あ、そうですね」
照れ隠しのようにカップを持つように手をつけ、目を伏せったライを見て、ヴィレッタが器用に片眉を上げながら、口にする。
「さっきほどの言葉、もしや冗談だとは」
「それは、違いますよ。同意してもらえると思ってもみなかったので、驚いただけです」
「何故そう思う?」
「二人で暮らすようになってから、僕が家事以外の用では外出はありませんし、話を聞く以外で外のヴィレッタさんの事を知らない。貴方に惹かれてそう言った話や男性が集まり、この先を考え気が変わることもあっても、不思議ではないと」
「馬鹿者」
椅子から、身を乗り出すようにして、ライの頭を叩いた。不思議に名前を呼ぶライから視線をそらすように、顔を横向けヴィレッタが続けて言ったのだ。
「貴公から言うつもりなかったら、私が言っていたものを」
きょとんと瞬くように見つめるライの視線を意識して、ヴィレッタが椅子をひくようにして立ち上がると、
「私の幸せをライ、貴公が見つけるのだろう?。約束を果たす前に私の元から去るつもりだったとは、言わせはしない」
背中を見せ、肩越しに振り返るように目を細めて笑う姿が怪しく、ライの視線を惹きつける。ハイと微笑んだライを見て、女性らしい嬉しい笑顔へと変わる。
それから、紅茶の付け足しにと動いたヴィレッタの手を、掴んだのはライで、後ろから抱きつくように肩口に頭を乗っけて、
「貴方が望む幸せを与える保障はありません。けれど、先ほどの言葉は、嬉しかった。ありがとうの代わりに、今は別の言葉を言いたい」
ヴィレッタの問いかける目線に気づいたのか、ふっと笑うようにして息が触れる距離で耳に届いた言葉は、ヴィレッタだけに聞かせる告白だった。それに、ヴィレッタが目を見開き、やがて頬に熱がこもる。そして、それを隠すように伏せった瞳は濡れる様に揺らめいていた。
薄暮の見える窓から移動した先は、大きなベットで寄り添うようにして、温もりを重ねた後は、外気に触れる肌の余熱を冷ますようにして一つのシーツに包まる。
向かい合うようにして、睦言を囁く。
カーテンにしきられた薄暗い室内で語る言葉が、虫の鳴く声のように小さく静かに聞こえてくるのだった。
[留め]
立ち昇る紅茶の香り、時折カップに口をつけながら、テーブルに向かい合うように座る話の内容は、知り合いの縁談の話だったのにも関わらず、いつの間にか自分達の事へと変わって。
「僕が貴方と結婚したいと言ったら、笑いますか?」
突然、言ったライの真剣な顔は、今でもヴィレッタの脳裏に残る。
記憶が戻りこの地から遠ざかろうとしていたときに、コレも縁か、ヴィレッタと偶然に会い、彼女さえも遠ざけようとギアスの力を使ってしまったのだが、それが思いがけない効果となって、ライをこの地ではなく、ヴィレッタの元へと止めたのが始まりだっだ。
戻る意思のないライを連れてきて、二人の同居生活、その間も、さまざまなトラブルがあったものの、こうして続き、ライからあの言葉を聞いた。その気持ちが、素直に嬉しかった。
「笑いはしない。だが、その言葉言ったからには、責任は持つのだろうな」
仕事のときの真面目な顔から、口元だけを吊り上げるようにしてヴィレッタが告げると、
「えっ?」
そう言われるとは、予想していなかったのか、ライの表情がありありと見て取れて、恥ずかしさを覚えてか浅黒い肌に朱を差す。
「其処は、ハイ、だろう?」
「あ、そうですね」
照れ隠しのようにカップを持つように手をつけ、目を伏せったライを見て、ヴィレッタが器用に片眉を上げながら、口にする。
「さっきほどの言葉、もしや冗談だとは」
「それは、違いますよ。同意してもらえると思ってもみなかったので、驚いただけです」
「何故そう思う?」
「二人で暮らすようになってから、僕が家事以外の用では外出はありませんし、話を聞く以外で外のヴィレッタさんの事を知らない。貴方に惹かれてそう言った話や男性が集まり、この先を考え気が変わることもあっても、不思議ではないと」
「馬鹿者」
椅子から、身を乗り出すようにして、ライの頭を叩いた。不思議に名前を呼ぶライから視線をそらすように、顔を横向けヴィレッタが続けて言ったのだ。
「貴公から言うつもりなかったら、私が言っていたものを」
きょとんと瞬くように見つめるライの視線を意識して、ヴィレッタが椅子をひくようにして立ち上がると、
「私の幸せをライ、貴公が見つけるのだろう?。約束を果たす前に私の元から去るつもりだったとは、言わせはしない」
背中を見せ、肩越しに振り返るように目を細めて笑う姿が怪しく、ライの視線を惹きつける。ハイと微笑んだライを見て、女性らしい嬉しい笑顔へと変わる。
それから、紅茶の付け足しにと動いたヴィレッタの手を、掴んだのはライで、後ろから抱きつくように肩口に頭を乗っけて、
「貴方が望む幸せを与える保障はありません。けれど、先ほどの言葉は、嬉しかった。ありがとうの代わりに、今は別の言葉を言いたい」
ヴィレッタの問いかける目線に気づいたのか、ふっと笑うようにして息が触れる距離で耳に届いた言葉は、ヴィレッタだけに聞かせる告白だった。それに、ヴィレッタが目を見開き、やがて頬に熱がこもる。そして、それを隠すように伏せった瞳は濡れる様に揺らめいていた。
薄暮の見える窓から移動した先は、大きなベットで寄り添うようにして、温もりを重ねた後は、外気に触れる肌の余熱を冷ますようにして一つのシーツに包まる。
向かい合うようにして、睦言を囁く。
カーテンにしきられた薄暗い室内で語る言葉が、虫の鳴く声のように小さく静かに聞こえてくるのだった。
[留め]
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