コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/09/16 (Wed)
ポーラースター
「コーネリア総督」
「ん、ああ、話の途中だったな」
「はい」
コーネリア総督に呼ばれ室内に訪れたライ。
机を挟んで向かい合うように、視線を合わす。互いにソファに腰掛けているのだが、仕事の話のせいか、姿勢を正したままのライは、真剣に耳を傾けている。そのライの前には、珍しくコーネリアが用意した紅茶が湯気を昇らせていた。
コーネリアが自分の前に置かれたカップに手をとって口につけてる間、ライは言葉を待ちながら、思考は此処に呼ばれた理由を探っていた。それと、いつものコーネリアらしくなく、どこか浮ついた表情なのも気になっていた。
「お前の成果は聞いている。エ二グラム卿もそれを聞いて、再度お前と対戦願いたいと行って来ているぐらいだ」
淡々とした言葉ながらも、ノネットの話をする時だけ表情を僅かながら緩めている。厳しい人ではあるのだが、やはりよりどころとなるものがあるからこそ、強いのだとそんな風にライは感じた。
「話のほうは、これで終わるのだが、もう一つお前に言っておきたいことがある」
テーブルへとカップを置いたコーネリアが、目を瞑るように聞こえないほど小さく息をついて、
「休日、お前に頼みたい事がある。ユーフェミアと私を連れて、街の案内をしてくれないか」
「はい、コーネリア総督とユーフェミア・・・え?」
思わず真面目に返したライだったが、仕事と関係のないことに、はとが豆鉄砲食らった顔をすると、それに気にすることもなくコーネリアは視線を伏せた。
「話の内容は以上だ。下がってよい」
「街の案内? コーネリア総督、ユーフェミア皇女殿下ととは、それはどういう」
ライの問いかけに答えることなく、眉を吊り上げるようにコーネリアは言うように立ち上がる。
「何度も言わすな!。下がってよい」
そう言って、ソファから離れ窓近くまで来て立ち止まるのだが、ライに背中を向けたままのコーネリアに、あの言葉の意味がわからずとも、これ以上聞いても怒らせるだけだと言うのは背中が拒否してるように映ったのか、ライはそれ以上訊ねることもなく残りの紅茶を飲み干し、立ち上がると、
「・・・紅茶ご馳走様でした。おいしかったです」
腕を組んだままこちらを振り返ろうしないコーネリアに、そう言って一礼して扉の向こうへと歩いて行ったのだが、扉を開いたと同時に、コーネリアが口にした。
「待ち合わせは、公園の噴水前だ。忘れるでないぞ」
一瞬止まったライだったが、バタンと扉を閉めた。すると、部屋には、頬を染めるようにして眼を伏せた女性の姿があった。コーネリアだ。
窓から外を見下ろすのだが、思考はユーフェミアに言われた言葉を回想していた。
「デートしましょう」
「デートだと?」
「はい」
あんな誘いを言うきっかけを作ったのは、ユーフェミアの一言だった。二人で、庭園でティータイムを過ごしているときだった。
「お姉様が私と歩くんです。街の中を、お店を見たり、食事したり、きっと楽しいですよ」
「そんなことをせずとも、お前とは」
「それだけじゃないですよ。ライも一緒にです」
カップを持ち上げたコーネリアの手が止まり、ユーフェミアを見やる。
「何故、其処にライの名前が出てくるのだ」
「デートと言ったでしょう」
「三人で行うものをデートと呼ぶのか」
止まった手を動かし、紅茶の入ったカップに口をつけたコーネリアを見ながら、ユーフェミアは、
「いいえ、デートにしますよ。私が途中で離れてしまうので、必然的にお姉さまとライを二人きりとなりますので」
その言葉に、カップをガシャンと音を立てるほど乱暴において、テーブルに両手を着くように立ち上がった、コーネリアは怒気を表す。
「なっ!、何故、私が!?。それに、お前が護衛から離れて一人で祖界を出歩くことを許すと」
「心配しないでください。ちゃんと護衛を後で配置させますので、あ、勿論、私のほうにもですよ」
「それでは、私と同行すればよかろう。何故、私とライを二人きりにさせる必要があるのだ」
待ってましたとばかりに、胸の前で手を合わすようにして、ユーフェミアは笑いかけた。
「だって、好きなんですもの」
「何をだ」
「お姉様とライ、お二人の事がです。少しずつ変わっていくライを目の前にしてでしょうか、昔みたいなお姉さまの笑顔をもっと見たいとそう思ったんです。ライになら、そのきっかけを作ることが出来るんじゃないかと思って、それに、もし、お姉さまがライの事を異性として気にしてるだとしたら、妹して応援したいじゃないですか」
「私はそのようなことは、一度も」
「それを確かめるんですよ。これから、試してみませんか。そこで気づくこともあるかもしれませんよ」
軍人として、優秀な部下であることは間違いない、それも認めてる。ライの持つ性格がその才能を妨げてるのは、いかんともしがたいが、ユーフェミアやギルバートやダールトン、それに、対戦したノネットまでもが彼を気に入り、真面目優しい性格であるのもわかっている。仕事上な関わりだけで、気にならないといえば嘘になる。
「・・・・」
「それで、お姉様、私の提案なんですけど」
ユーフェミアに乗せられたようにか、確かめてみたかったのか、コーネリアの表情から読み取れなかったものの、総督ではなく、一人の女性としてライに言った言葉だったことは間違いなかった。
[留め]
「コーネリア総督」
「ん、ああ、話の途中だったな」
「はい」
コーネリア総督に呼ばれ室内に訪れたライ。
机を挟んで向かい合うように、視線を合わす。互いにソファに腰掛けているのだが、仕事の話のせいか、姿勢を正したままのライは、真剣に耳を傾けている。そのライの前には、珍しくコーネリアが用意した紅茶が湯気を昇らせていた。
コーネリアが自分の前に置かれたカップに手をとって口につけてる間、ライは言葉を待ちながら、思考は此処に呼ばれた理由を探っていた。それと、いつものコーネリアらしくなく、どこか浮ついた表情なのも気になっていた。
「お前の成果は聞いている。エ二グラム卿もそれを聞いて、再度お前と対戦願いたいと行って来ているぐらいだ」
淡々とした言葉ながらも、ノネットの話をする時だけ表情を僅かながら緩めている。厳しい人ではあるのだが、やはりよりどころとなるものがあるからこそ、強いのだとそんな風にライは感じた。
「話のほうは、これで終わるのだが、もう一つお前に言っておきたいことがある」
テーブルへとカップを置いたコーネリアが、目を瞑るように聞こえないほど小さく息をついて、
「休日、お前に頼みたい事がある。ユーフェミアと私を連れて、街の案内をしてくれないか」
「はい、コーネリア総督とユーフェミア・・・え?」
思わず真面目に返したライだったが、仕事と関係のないことに、はとが豆鉄砲食らった顔をすると、それに気にすることもなくコーネリアは視線を伏せた。
「話の内容は以上だ。下がってよい」
「街の案内? コーネリア総督、ユーフェミア皇女殿下ととは、それはどういう」
ライの問いかけに答えることなく、眉を吊り上げるようにコーネリアは言うように立ち上がる。
「何度も言わすな!。下がってよい」
そう言って、ソファから離れ窓近くまで来て立ち止まるのだが、ライに背中を向けたままのコーネリアに、あの言葉の意味がわからずとも、これ以上聞いても怒らせるだけだと言うのは背中が拒否してるように映ったのか、ライはそれ以上訊ねることもなく残りの紅茶を飲み干し、立ち上がると、
「・・・紅茶ご馳走様でした。おいしかったです」
腕を組んだままこちらを振り返ろうしないコーネリアに、そう言って一礼して扉の向こうへと歩いて行ったのだが、扉を開いたと同時に、コーネリアが口にした。
「待ち合わせは、公園の噴水前だ。忘れるでないぞ」
一瞬止まったライだったが、バタンと扉を閉めた。すると、部屋には、頬を染めるようにして眼を伏せた女性の姿があった。コーネリアだ。
窓から外を見下ろすのだが、思考はユーフェミアに言われた言葉を回想していた。
「デートしましょう」
「デートだと?」
「はい」
あんな誘いを言うきっかけを作ったのは、ユーフェミアの一言だった。二人で、庭園でティータイムを過ごしているときだった。
「お姉様が私と歩くんです。街の中を、お店を見たり、食事したり、きっと楽しいですよ」
「そんなことをせずとも、お前とは」
「それだけじゃないですよ。ライも一緒にです」
カップを持ち上げたコーネリアの手が止まり、ユーフェミアを見やる。
「何故、其処にライの名前が出てくるのだ」
「デートと言ったでしょう」
「三人で行うものをデートと呼ぶのか」
止まった手を動かし、紅茶の入ったカップに口をつけたコーネリアを見ながら、ユーフェミアは、
「いいえ、デートにしますよ。私が途中で離れてしまうので、必然的にお姉さまとライを二人きりとなりますので」
その言葉に、カップをガシャンと音を立てるほど乱暴において、テーブルに両手を着くように立ち上がった、コーネリアは怒気を表す。
「なっ!、何故、私が!?。それに、お前が護衛から離れて一人で祖界を出歩くことを許すと」
「心配しないでください。ちゃんと護衛を後で配置させますので、あ、勿論、私のほうにもですよ」
「それでは、私と同行すればよかろう。何故、私とライを二人きりにさせる必要があるのだ」
待ってましたとばかりに、胸の前で手を合わすようにして、ユーフェミアは笑いかけた。
「だって、好きなんですもの」
「何をだ」
「お姉様とライ、お二人の事がです。少しずつ変わっていくライを目の前にしてでしょうか、昔みたいなお姉さまの笑顔をもっと見たいとそう思ったんです。ライになら、そのきっかけを作ることが出来るんじゃないかと思って、それに、もし、お姉さまがライの事を異性として気にしてるだとしたら、妹して応援したいじゃないですか」
「私はそのようなことは、一度も」
「それを確かめるんですよ。これから、試してみませんか。そこで気づくこともあるかもしれませんよ」
軍人として、優秀な部下であることは間違いない、それも認めてる。ライの持つ性格がその才能を妨げてるのは、いかんともしがたいが、ユーフェミアやギルバートやダールトン、それに、対戦したノネットまでもが彼を気に入り、真面目優しい性格であるのもわかっている。仕事上な関わりだけで、気にならないといえば嘘になる。
「・・・・」
「それで、お姉様、私の提案なんですけど」
ユーフェミアに乗せられたようにか、確かめてみたかったのか、コーネリアの表情から読み取れなかったものの、総督ではなく、一人の女性としてライに言った言葉だったことは間違いなかった。
[留め]
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