コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----LC小説---- BL小説
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/09/22 (Tue)
色付き始めた日々
コンコンと扉をノックしても、ライの呼び名を呼んでも、室内からは物音も返答もない。
留守なのか、それともまだ寝ているのだろうか、ふと、悪戯心が芽生えて、ミレイは部屋の扉を開けると、そっと顔を出して、中を覗き込んだ。
カーテンは閉められたまま、ベットが寝ている人があるというように人の形で盛り上がっていた。
「おは・・・あら?」
おはようと声をかけて驚かしてやろうと思ったのだが、普段無表情な裏には、寝顔はあどけないもので、なんだか可愛く見えてしまう、ミレイの顔に笑みがこぼれる。
小さく開いたライの口から、スゥスゥッと吐息がこぼれ、その呼吸に合わせて胸が上下している。
気持ちよく寝ているところを起こすのは、悪い気がすると思うミレイであったが、何故か部屋を出て行こうとはしなかった。
部屋の風景を見渡すように、顔を動かすと、この一室をライの部屋として、使用させているものの、元からある家具を除けば、ライの私物は少ない事に気づく。
私服はミレイから贈ったもの以外、他に必要なものを買えるよう、ミレイからお金を渡しているものの、使う気配があまりなく最初は遠慮なのかと思ったが、ライの場合、見かけの綺麗さに反して、無頓着なところがある。事、ファッションというか物に関して、最低限に必要なものしか持たない。
女の子に注目されてるところはあるとはいえ、鈍感な上に、天然なところがその気持ちを気づく事が出来ずにいる。
他人の恋愛にも積極的に後押ししているミレイには、せっかくのチャンスや出会いがあるというのに、真面目なのはいいけれど、記憶探しのほうにライの気持ちは向いている。
不安があるのは仕方ないけど、ミレイとしてはもっと楽しく学園生活や人との出会いのほうへと向かっていって欲しいと思うのだが、
「本人がそれを望まないことにはね」
呟きに瞼が動く反応を見せて、起きるのかとミレイが顔を覗き込むけれど、再び寝息が聞こえるだけだった。
「はぁ・・・」
残念なような、ほっとしたような複雑な心境で溜息をついたミレイは、机の上に置いてあったメモ用紙を見て、思いついたのか、笑うようにして近づいて、その近くにあったペンを一つ手にとってメッセージを書いた。
書き終わると、その紙を一枚切り取って、折りたたんだメモを見えるところに置くと、ライが寝ていることを確認して、部屋から出て行った。
扉は静かに閉められ、ライはその音に反応するように、目を開いていった。
カーテンを開いて、部屋に明かりが差し込む。部屋のほうへと振り向いたライが顔を洗いに歩き出すと、机に置かれた折りたたんだ一枚の紙を、発見し、足を止める。開いたメモに、記されたのは、
「おはよう!
貴方に用事を持って来たんだけど、
可愛い顔して寝てたところを見させてもらったから、
今は勘弁してあげるわね。
だけど、戸締りくらいはしときなさいよ。
ミレイより
追伸、
これから予定がないのだったら、私のいる生徒会室まで来るように」
その内容に、ライが、一度目を瞬かしてから、文字越しにミレイらしい気持ちが伝わったのか、ふっと笑う。
日曜の朝の出来事だった。
[留め]
コンコンと扉をノックしても、ライの呼び名を呼んでも、室内からは物音も返答もない。
留守なのか、それともまだ寝ているのだろうか、ふと、悪戯心が芽生えて、ミレイは部屋の扉を開けると、そっと顔を出して、中を覗き込んだ。
カーテンは閉められたまま、ベットが寝ている人があるというように人の形で盛り上がっていた。
「おは・・・あら?」
おはようと声をかけて驚かしてやろうと思ったのだが、普段無表情な裏には、寝顔はあどけないもので、なんだか可愛く見えてしまう、ミレイの顔に笑みがこぼれる。
小さく開いたライの口から、スゥスゥッと吐息がこぼれ、その呼吸に合わせて胸が上下している。
気持ちよく寝ているところを起こすのは、悪い気がすると思うミレイであったが、何故か部屋を出て行こうとはしなかった。
部屋の風景を見渡すように、顔を動かすと、この一室をライの部屋として、使用させているものの、元からある家具を除けば、ライの私物は少ない事に気づく。
私服はミレイから贈ったもの以外、他に必要なものを買えるよう、ミレイからお金を渡しているものの、使う気配があまりなく最初は遠慮なのかと思ったが、ライの場合、見かけの綺麗さに反して、無頓着なところがある。事、ファッションというか物に関して、最低限に必要なものしか持たない。
女の子に注目されてるところはあるとはいえ、鈍感な上に、天然なところがその気持ちを気づく事が出来ずにいる。
他人の恋愛にも積極的に後押ししているミレイには、せっかくのチャンスや出会いがあるというのに、真面目なのはいいけれど、記憶探しのほうにライの気持ちは向いている。
不安があるのは仕方ないけど、ミレイとしてはもっと楽しく学園生活や人との出会いのほうへと向かっていって欲しいと思うのだが、
「本人がそれを望まないことにはね」
呟きに瞼が動く反応を見せて、起きるのかとミレイが顔を覗き込むけれど、再び寝息が聞こえるだけだった。
「はぁ・・・」
残念なような、ほっとしたような複雑な心境で溜息をついたミレイは、机の上に置いてあったメモ用紙を見て、思いついたのか、笑うようにして近づいて、その近くにあったペンを一つ手にとってメッセージを書いた。
書き終わると、その紙を一枚切り取って、折りたたんだメモを見えるところに置くと、ライが寝ていることを確認して、部屋から出て行った。
扉は静かに閉められ、ライはその音に反応するように、目を開いていった。
カーテンを開いて、部屋に明かりが差し込む。部屋のほうへと振り向いたライが顔を洗いに歩き出すと、机に置かれた折りたたんだ一枚の紙を、発見し、足を止める。開いたメモに、記されたのは、
「おはよう!
貴方に用事を持って来たんだけど、
可愛い顔して寝てたところを見させてもらったから、
今は勘弁してあげるわね。
だけど、戸締りくらいはしときなさいよ。
ミレイより
追伸、
これから予定がないのだったら、私のいる生徒会室まで来るように」
その内容に、ライが、一度目を瞬かしてから、文字越しにミレイらしい気持ちが伝わったのか、ふっと笑う。
日曜の朝の出来事だった。
[留め]
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