コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/09/21 (Mon)
Girls Dream of bubble・番外編 僕たちは何処で道を違えた?
揺られるバスの中、隣に座ったライが心配げに、ルルーシュの名を呼んだ。
「ルルーシュ?。顔色がすぐれないようだが、大丈夫か?」
「気にするな。少し窓の外を見ていれば着くまでには治るだろうから」
学園が休みというわけで、ライと遠くに行ってみることにした。
誘ったのは、ルルーシュで、それに頷いたのはライ。
二人きりであるはずの旅行は、ライ以外のものをバスへと乗せて、向かっていた。
そのため、バス内は異様に賑やかなものだった。
が、ルルーシュは体調の気分よりも、心の気分の方が下がってくるように感じて、溜息をつきたくなっるのだった。
秋の山にやってきたルルーシュは、ジノ・アーニャを含めた生徒会メンバーと紅葉狩りにやってきた。
少し距離が置いてしまったままのライと親密になる為に、日本の紅葉もおそらく見るのは初めてだろうと思って連れて来たのだが、二人で行くはずだったものが、何故か皆と出かけることに変わっていた。
気持ちに鈍感なところはルルーシュも同じであるのだけど、悪意なく皆を誘ってしまったライに文句も言えるはずなく、バスから降りたルルーシュは、後ろに影を背負ったまま、遠くを眺めるようにして何が可笑しいのか不気味な笑いをこぼしていた。
「絶景ね。この風景、此処でしか味わえない眺めよね~」
「わぁ~!、綺麗」
バスから、降りて紅葉を見渡せる場所へと向かったのは、ミレイで、後を追いかけるように、シャーリーが手すりから身を乗り出すようにして、瞳をきらめかせながら感声を上げる。
「心配だったんですけど、思ったより混んでなくて良かったですね」
「そうね」
ニーナとカレンの横を通り過ぎるようにして、紅葉に目を奪われたのはミレイとシャーリーの二人だけではなく、その後に続くように、
「へぇ、これが、紅葉か。成る程。はじめて見るけど、葉だけなのに随分と華やかなもんだな」
「記憶・・・」
額に手をあて、かざすように風景を眺めるジノの隣では、アーニャがそう言いながらカメラ携帯を液晶へと、カシャリと音を立て、風景を撮っていた。
それを見て、バスから降りたスザクが、小さく笑いをこぼす。
「あれがそうか。写真で見るのとは、やはり違うものだな」
後ろから続くように降りてきたライが、スザクの横へと並んで、貰った写真と見比べるようにして、呟いた。
「そりゃね。その写真の中とは場所も違うし、何より写真で見るより実物をこの目で確認してわかることもあるよ。ほら、君も呼んでるみたいだし、もっと見えるところまで行ってみたら?」
スザクからライを呼ぶ声のほうへと視線を向けると、手を振るようにアピールしてるミレイの姿があった。
目を瞬かせるようにして、ライが歩いていくのに続いて歩き出そうとしたスザクの肩を掴む手があった。リヴァルだ。
「スザク~ぅ。俺も男だけど、この荷物は多すぎた。頼む。手を貸してくれよ」
振り向いたスザクへと、パンと両手を前に拝むように合わせてリヴァルに、スザクは頷いた。スザクとジノの体力にその後、リヴァルが感謝されたのは言うまでもない。勿論、進んで荷物を運ぼうとしたライだったが、断られるのだった。
荷物というのは、ミレイ達のもので、何故荷物があるのかというと、中身は弁当なのではなく、衣服などで。
「ルルーシュが教えてくれなかったら、こんないい場所に旅館があるなんて知らなかったわ」
「本当。ありがとうね、ルル」
紅葉を見れる温泉旅館へとライと二人でとは、惜しくも叶わなかったが、こうして皆でその旅館へと出かけることになった。
ミレイ達の視線を向けられたルルーシュは、乾いた笑いでしか反応ができず、シャーリーがミレイへと耳打ちするように言った。
「会長、ルル、なんだか落ち込んでるみたいですけど、何かあったんでしょうか?」
「あったといえば、あるわね。だけど、今落ち込まなくても。後で考えればいくらでも、二人きりになるやり方があるでしょうに」
最後らへんは小さく呟いたミレイに、思わず聞き返すシャーリー。
「え? 何か言いました?」
「ふふっ~。ほら、ルルーシュ、そんなしょぼくれた顔しないの。楽しみはこれからじゃないの」
「温泉旅館、確かに考えると、楽しみがいっぱいですね」
空中に何か思い描いたように、頬が緩むリヴァルを、
「何か悪巧みしてるなら此処においていくわよ?。例えば、女湯を覗き見するだとか」
「!? 何故、それを!」
図星といわんばかりのリヴァルに、シャーリーがミレイへと、
「会長~。どうしますか?」
「そうね。体力組みも揃っていることだし、置いて行っちゃいましょうか?」
楽しそうに微笑むミレイに、焦るリヴァル。
「捨てます。今、捨てます!。そんな、よこしまな感情は、此処に」
「冗談よ?。まぁ、でも、自分で言った責任は持って、ちゃんと抱えた荷物は運ぶのよ」
ミレイの言葉に安心して、キリと顔を引き締めたリヴァルは、両手に荷物を抱えてこういった。
「男リヴァル、無事に目的地まで届けて見せましょう」
「よろしい」
「でも、ミレイちゃん、此処から山道歩くことになるけど、大丈夫なのかな」
「うん、本人があそこまで言ってるんじゃねぇ? 断れないじゃない」
「でも」
「ニーナ、その心遣いは嬉しいんだけど、心配は俺だけ?」
「確かに、もう一人、体力的に問題な人がいたわね」
三人の視線が、ルルーシュへと向けられ。
「自分の体力ぐらい把握してる。だからこそ、出かける前に、荷物は最小限」
ルルーシュが話してる途中なのに、三人は顔を見合わせ、
「とりあえず、しばらくはあのままで様子見ましょうか。体力もたなくなった時は、スザク君に任せるけど、それでいいわよね?」
頷く二人に、スルーされたルルーシュは怒りの声を荒げたところ、スザクとライによって、なだめられたとか。
そうして、紅葉のある山道を歩いて行く、空を隠すように覆う鮮やかな赤、黄緑等に色づく、秋にしか見られない葉の変わる現象に、感嘆の声が出るのだが、その下にまるで絨毯を敷くように地面に広がる色にも、目を奪われる。
歩く中を偶に通る風が、遊ぶようにして葉っぱを散らす光景が、こんなにも綺麗なのかと、ひらりと舞い落ちた楓が開いた手のひらにすべり、立ち止まったライを、後ろから歩いてきたルルーシュが追いついて横に並んだ。
「桜のようだな」
「桜?」
「ああ、舞い落ちる様子が、そんな風に映った」
「その手の中にあるのは、カエデという。名前ばかりが、有名となっているが、花弁は目立たなく小さい風媒花で、果実は二つの種子が密着してあるのだが、落ちる時は種子から伸びた翼があるので、風に乗ってくるくる回って落ちるのだそうだ」
「種子も個性的なんだな」
「お前が見てみたいのなら、今度」
ルルーシュが誘いをかけようとしたところで、着いてきていないことに気づいた。ミレイが大声で呼びかける。
「おーい!、ライー、ルルーシュー、何やってるの?。こっちに来なさいよ」
「そうだ。お前らだけだぞ!。遅れてるのは!」
リヴァルも続けるように言うと、二人が顔を見合わせ、ライのほうから先に歩き出すように、ルルーシュを一度振り返って。
「僕達も遅れないよう、急ごう」
「・・・ああ」
ライの後にルルーシュも続いて、皆の元へと戻って行った。
旅館へと着いたのは、道を歩いた後の事だった。
二人きりには至らなかったけれど、ライと来ていることには変わりない。 後は、これから作っていけばいいとルルーシュは密かに笑うのだった。
[留め]
揺られるバスの中、隣に座ったライが心配げに、ルルーシュの名を呼んだ。
「ルルーシュ?。顔色がすぐれないようだが、大丈夫か?」
「気にするな。少し窓の外を見ていれば着くまでには治るだろうから」
学園が休みというわけで、ライと遠くに行ってみることにした。
誘ったのは、ルルーシュで、それに頷いたのはライ。
二人きりであるはずの旅行は、ライ以外のものをバスへと乗せて、向かっていた。
そのため、バス内は異様に賑やかなものだった。
が、ルルーシュは体調の気分よりも、心の気分の方が下がってくるように感じて、溜息をつきたくなっるのだった。
秋の山にやってきたルルーシュは、ジノ・アーニャを含めた生徒会メンバーと紅葉狩りにやってきた。
少し距離が置いてしまったままのライと親密になる為に、日本の紅葉もおそらく見るのは初めてだろうと思って連れて来たのだが、二人で行くはずだったものが、何故か皆と出かけることに変わっていた。
気持ちに鈍感なところはルルーシュも同じであるのだけど、悪意なく皆を誘ってしまったライに文句も言えるはずなく、バスから降りたルルーシュは、後ろに影を背負ったまま、遠くを眺めるようにして何が可笑しいのか不気味な笑いをこぼしていた。
「絶景ね。この風景、此処でしか味わえない眺めよね~」
「わぁ~!、綺麗」
バスから、降りて紅葉を見渡せる場所へと向かったのは、ミレイで、後を追いかけるように、シャーリーが手すりから身を乗り出すようにして、瞳をきらめかせながら感声を上げる。
「心配だったんですけど、思ったより混んでなくて良かったですね」
「そうね」
ニーナとカレンの横を通り過ぎるようにして、紅葉に目を奪われたのはミレイとシャーリーの二人だけではなく、その後に続くように、
「へぇ、これが、紅葉か。成る程。はじめて見るけど、葉だけなのに随分と華やかなもんだな」
「記憶・・・」
額に手をあて、かざすように風景を眺めるジノの隣では、アーニャがそう言いながらカメラ携帯を液晶へと、カシャリと音を立て、風景を撮っていた。
それを見て、バスから降りたスザクが、小さく笑いをこぼす。
「あれがそうか。写真で見るのとは、やはり違うものだな」
後ろから続くように降りてきたライが、スザクの横へと並んで、貰った写真と見比べるようにして、呟いた。
「そりゃね。その写真の中とは場所も違うし、何より写真で見るより実物をこの目で確認してわかることもあるよ。ほら、君も呼んでるみたいだし、もっと見えるところまで行ってみたら?」
スザクからライを呼ぶ声のほうへと視線を向けると、手を振るようにアピールしてるミレイの姿があった。
目を瞬かせるようにして、ライが歩いていくのに続いて歩き出そうとしたスザクの肩を掴む手があった。リヴァルだ。
「スザク~ぅ。俺も男だけど、この荷物は多すぎた。頼む。手を貸してくれよ」
振り向いたスザクへと、パンと両手を前に拝むように合わせてリヴァルに、スザクは頷いた。スザクとジノの体力にその後、リヴァルが感謝されたのは言うまでもない。勿論、進んで荷物を運ぼうとしたライだったが、断られるのだった。
荷物というのは、ミレイ達のもので、何故荷物があるのかというと、中身は弁当なのではなく、衣服などで。
「ルルーシュが教えてくれなかったら、こんないい場所に旅館があるなんて知らなかったわ」
「本当。ありがとうね、ルル」
紅葉を見れる温泉旅館へとライと二人でとは、惜しくも叶わなかったが、こうして皆でその旅館へと出かけることになった。
ミレイ達の視線を向けられたルルーシュは、乾いた笑いでしか反応ができず、シャーリーがミレイへと耳打ちするように言った。
「会長、ルル、なんだか落ち込んでるみたいですけど、何かあったんでしょうか?」
「あったといえば、あるわね。だけど、今落ち込まなくても。後で考えればいくらでも、二人きりになるやり方があるでしょうに」
最後らへんは小さく呟いたミレイに、思わず聞き返すシャーリー。
「え? 何か言いました?」
「ふふっ~。ほら、ルルーシュ、そんなしょぼくれた顔しないの。楽しみはこれからじゃないの」
「温泉旅館、確かに考えると、楽しみがいっぱいですね」
空中に何か思い描いたように、頬が緩むリヴァルを、
「何か悪巧みしてるなら此処においていくわよ?。例えば、女湯を覗き見するだとか」
「!? 何故、それを!」
図星といわんばかりのリヴァルに、シャーリーがミレイへと、
「会長~。どうしますか?」
「そうね。体力組みも揃っていることだし、置いて行っちゃいましょうか?」
楽しそうに微笑むミレイに、焦るリヴァル。
「捨てます。今、捨てます!。そんな、よこしまな感情は、此処に」
「冗談よ?。まぁ、でも、自分で言った責任は持って、ちゃんと抱えた荷物は運ぶのよ」
ミレイの言葉に安心して、キリと顔を引き締めたリヴァルは、両手に荷物を抱えてこういった。
「男リヴァル、無事に目的地まで届けて見せましょう」
「よろしい」
「でも、ミレイちゃん、此処から山道歩くことになるけど、大丈夫なのかな」
「うん、本人があそこまで言ってるんじゃねぇ? 断れないじゃない」
「でも」
「ニーナ、その心遣いは嬉しいんだけど、心配は俺だけ?」
「確かに、もう一人、体力的に問題な人がいたわね」
三人の視線が、ルルーシュへと向けられ。
「自分の体力ぐらい把握してる。だからこそ、出かける前に、荷物は最小限」
ルルーシュが話してる途中なのに、三人は顔を見合わせ、
「とりあえず、しばらくはあのままで様子見ましょうか。体力もたなくなった時は、スザク君に任せるけど、それでいいわよね?」
頷く二人に、スルーされたルルーシュは怒りの声を荒げたところ、スザクとライによって、なだめられたとか。
そうして、紅葉のある山道を歩いて行く、空を隠すように覆う鮮やかな赤、黄緑等に色づく、秋にしか見られない葉の変わる現象に、感嘆の声が出るのだが、その下にまるで絨毯を敷くように地面に広がる色にも、目を奪われる。
歩く中を偶に通る風が、遊ぶようにして葉っぱを散らす光景が、こんなにも綺麗なのかと、ひらりと舞い落ちた楓が開いた手のひらにすべり、立ち止まったライを、後ろから歩いてきたルルーシュが追いついて横に並んだ。
「桜のようだな」
「桜?」
「ああ、舞い落ちる様子が、そんな風に映った」
「その手の中にあるのは、カエデという。名前ばかりが、有名となっているが、花弁は目立たなく小さい風媒花で、果実は二つの種子が密着してあるのだが、落ちる時は種子から伸びた翼があるので、風に乗ってくるくる回って落ちるのだそうだ」
「種子も個性的なんだな」
「お前が見てみたいのなら、今度」
ルルーシュが誘いをかけようとしたところで、着いてきていないことに気づいた。ミレイが大声で呼びかける。
「おーい!、ライー、ルルーシュー、何やってるの?。こっちに来なさいよ」
「そうだ。お前らだけだぞ!。遅れてるのは!」
リヴァルも続けるように言うと、二人が顔を見合わせ、ライのほうから先に歩き出すように、ルルーシュを一度振り返って。
「僕達も遅れないよう、急ごう」
「・・・ああ」
ライの後にルルーシュも続いて、皆の元へと戻って行った。
旅館へと着いたのは、道を歩いた後の事だった。
二人きりには至らなかったけれど、ライと来ていることには変わりない。 後は、これから作っていけばいいとルルーシュは密かに笑うのだった。
[留め]
PR
この記事にコメントする