コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----LC小説---- BL小説
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
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★2009/12/11 (Fri)
Girls Dream of bubble・番外編 メリーゴーラウンド・ラブ
にっこりと微笑む顔を目にして、ライは問いかける視線を投げる。
「どうした?」
ライが、首をわずかに傾けるとサラサラと長い髪が幾つか肩から滑り落ちる。仕草さえもどことなく品があるけれど、それよりもこちらへと目を瞬くように言葉を待つところが可愛らしく見え、余計にジノは口角を上げる。
「昼食はまだだったろ。食堂に行かないかと思って誘いに来たんだけど」
「・・・書類整理が片付いてない。それに、君は貰ったお弁当があるだろう?」
「弁当?」
「女の子達から貰ったものだ」
「ああ、あれか」
今思い出したとばかりの口調に、真面目なライは軽薄に見えたらしく、やや眉を顰めて、
「食堂に行くのも構わないが、まずは貰った弁当を食べてからにする事だ。君が好意的に受け取ったなら、尚更だ」
「勿論。貰ったものも食べるけど、一人で食うよりは誰かと喋りながら食べるほうが楽しいだろ」
「それなら、僕を誘うのではなく、君と食事をとりたいと言う女子は他にもいるだろ?」
自分は自覚していなくても、他人の受けてる好意には気づいてるライは、
誘う相手を間違えてると言いたげに口をこぼすのだが、それに、ジノはおくびれもせずに、にっこりと笑いながら口にした。
「ライも今は女の子じゃないか」
「女の子ではない。それに、喋れるほどの話題も僕は持ちあわてはいないから、楽しくはないぞ?」
即答された。そう返されることは考えてもいたけれど、ジノは首をひねる。
どう言えばライに伝わるのか、普通の女子なら好意的に受け取ってくれるものの、ライは体のみが女であるのは間違いないが、心は以前のままだ。
女性扱いするのも好ましく思ってないのもあるけれど、それ以前にガードが固いのだ。
「なぁ、ライ」
「?」
「クラスメートと喋ったり、女の子達と戯れたりするのも楽しいのは確かなんだ。それでも俺はまだ日が浅いからさ、本音で語れる奴って少ないんだよ」
「・・・・」
「ミレイもリヴァルも周囲にとけ込めるように配慮してくれるのは、正直助かってるんだけど、せっかく生徒会の繋がりで知り合ったんだからさ、俺はもっと話したいんだ。ライ、と」
眼を伏せたライは何か考え込む様子に、ジノは尚言い募る。
「男とか女とか関係なく親しくなりたいと思うのは、自然なことなんじゃないか。ライは記憶喪失として状況は違うとしても、そうやって今まで周りと打ち解けるようになったんだろう?」
「・・・ああ」
「書類整理の間にでも考えててもらえるなら、食堂で待ってるから、気が向いたら来いよ」
それ以上言葉を残すこともなく、ジノは弁当を持ったまま、生徒会室の扉へと歩いて、ノブに手をかけ僅かにガチャリと開いた音のした後で、ライの言葉が背中からかかる。
「ジノ」
ノブを握ったまま顔を向けたジノと、こちらへと顔を向けたライの視線が合う。
「残りは書類整理だけだ。数分で終わる。待ったなくてもいい。その・・・、後で僕も向かうから」
それを聞いたジノは、少し冷たすぎた自分の行いを思い返して、視線を少し下げたライは、僅かに頬を染める姿に嬉しそうに口元を緩めて笑う。
「わかった」
返答すると、視線を上げたライは無言でまた種類に目を通す作業に移った。
その一瞬だけ、目を細めるように笑ったのが、なんとも綺麗で見とれてしまったかのように思わず心臓が跳ねた。
廊下へと出て背中越しに扉を閉めたジノは、溜息をこぼすようにして顔を仰ぐ。
天井に、映ることのないはずなのに、目に焼きついたライの笑顔が映し出され軽く首を振るようにして、歩き出す。
ライはライのままである事に変わりはないのに、見た目が女性となってから、より意識するようになり、興味を惹かれる。
他の子たちとは違うということを思い知らされる。
それが、どうしようもなくもどかしい。
男の時もライの不透明で不思議な魅力に、興味を惹かれ親しくなりたいとは思ったけれど、外見が変わっただけでか、それとも知らぬ間に意識していたのか、親しくなりたい理由が変化してきてる。
ジノの見る限りでは、周りもそうだ。
話をしてわかるとおり、ライ自身は以前と何も変わってない。
だからこそ、変化してきてる気持ちとで扱いに困るのだ。
もっと近づきたいと思っていても、ライが意識してなければただの迷惑にしかならなくて、避けられる原因になるかもしれない。
自分と同じように好意的にライに近づくのは、好ましくはないけれども、ライとの距離感に考え込むジノであった。
留め
にっこりと微笑む顔を目にして、ライは問いかける視線を投げる。
「どうした?」
ライが、首をわずかに傾けるとサラサラと長い髪が幾つか肩から滑り落ちる。仕草さえもどことなく品があるけれど、それよりもこちらへと目を瞬くように言葉を待つところが可愛らしく見え、余計にジノは口角を上げる。
「昼食はまだだったろ。食堂に行かないかと思って誘いに来たんだけど」
「・・・書類整理が片付いてない。それに、君は貰ったお弁当があるだろう?」
「弁当?」
「女の子達から貰ったものだ」
「ああ、あれか」
今思い出したとばかりの口調に、真面目なライは軽薄に見えたらしく、やや眉を顰めて、
「食堂に行くのも構わないが、まずは貰った弁当を食べてからにする事だ。君が好意的に受け取ったなら、尚更だ」
「勿論。貰ったものも食べるけど、一人で食うよりは誰かと喋りながら食べるほうが楽しいだろ」
「それなら、僕を誘うのではなく、君と食事をとりたいと言う女子は他にもいるだろ?」
自分は自覚していなくても、他人の受けてる好意には気づいてるライは、
誘う相手を間違えてると言いたげに口をこぼすのだが、それに、ジノはおくびれもせずに、にっこりと笑いながら口にした。
「ライも今は女の子じゃないか」
「女の子ではない。それに、喋れるほどの話題も僕は持ちあわてはいないから、楽しくはないぞ?」
即答された。そう返されることは考えてもいたけれど、ジノは首をひねる。
どう言えばライに伝わるのか、普通の女子なら好意的に受け取ってくれるものの、ライは体のみが女であるのは間違いないが、心は以前のままだ。
女性扱いするのも好ましく思ってないのもあるけれど、それ以前にガードが固いのだ。
「なぁ、ライ」
「?」
「クラスメートと喋ったり、女の子達と戯れたりするのも楽しいのは確かなんだ。それでも俺はまだ日が浅いからさ、本音で語れる奴って少ないんだよ」
「・・・・」
「ミレイもリヴァルも周囲にとけ込めるように配慮してくれるのは、正直助かってるんだけど、せっかく生徒会の繋がりで知り合ったんだからさ、俺はもっと話したいんだ。ライ、と」
眼を伏せたライは何か考え込む様子に、ジノは尚言い募る。
「男とか女とか関係なく親しくなりたいと思うのは、自然なことなんじゃないか。ライは記憶喪失として状況は違うとしても、そうやって今まで周りと打ち解けるようになったんだろう?」
「・・・ああ」
「書類整理の間にでも考えててもらえるなら、食堂で待ってるから、気が向いたら来いよ」
それ以上言葉を残すこともなく、ジノは弁当を持ったまま、生徒会室の扉へと歩いて、ノブに手をかけ僅かにガチャリと開いた音のした後で、ライの言葉が背中からかかる。
「ジノ」
ノブを握ったまま顔を向けたジノと、こちらへと顔を向けたライの視線が合う。
「残りは書類整理だけだ。数分で終わる。待ったなくてもいい。その・・・、後で僕も向かうから」
それを聞いたジノは、少し冷たすぎた自分の行いを思い返して、視線を少し下げたライは、僅かに頬を染める姿に嬉しそうに口元を緩めて笑う。
「わかった」
返答すると、視線を上げたライは無言でまた種類に目を通す作業に移った。
その一瞬だけ、目を細めるように笑ったのが、なんとも綺麗で見とれてしまったかのように思わず心臓が跳ねた。
廊下へと出て背中越しに扉を閉めたジノは、溜息をこぼすようにして顔を仰ぐ。
天井に、映ることのないはずなのに、目に焼きついたライの笑顔が映し出され軽く首を振るようにして、歩き出す。
ライはライのままである事に変わりはないのに、見た目が女性となってから、より意識するようになり、興味を惹かれる。
他の子たちとは違うということを思い知らされる。
それが、どうしようもなくもどかしい。
男の時もライの不透明で不思議な魅力に、興味を惹かれ親しくなりたいとは思ったけれど、外見が変わっただけでか、それとも知らぬ間に意識していたのか、親しくなりたい理由が変化してきてる。
ジノの見る限りでは、周りもそうだ。
話をしてわかるとおり、ライ自身は以前と何も変わってない。
だからこそ、変化してきてる気持ちとで扱いに困るのだ。
もっと近づきたいと思っていても、ライが意識してなければただの迷惑にしかならなくて、避けられる原因になるかもしれない。
自分と同じように好意的にライに近づくのは、好ましくはないけれども、ライとの距離感に考え込むジノであった。
留め
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