コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2010/02/04 (Thu)
NLBLお相手アンケート投票していただいた方々へ
ありがとうございます。毎度結果を楽しみにしておりますが、結果は今後のお話の参考にしていきたいと思います。
ルルーシュ×ライ(女体化)です。
お話は、続きからになります。
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ありがとうございます。毎度結果を楽しみにしておりますが、結果は今後のお話の参考にしていきたいと思います。
ルルーシュ×ライ(女体化)です。
お話は、続きからになります。
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Girls Dream of bubble・番外編 一度だけの懇願 後編
足を組みなおし、こめかみへと手をそえる様にして何か思慮するように視線を横に向けるルルーシュへと、リヴァルを見届けたライが向き直るようにしてルルーシュへと視線を向けた。
「君は何か知っているようだが、リヴァルのあの様子からすると、僕にも関係することなのだろう?」
「ああ、それなら当に片付いた」
ルルーシュにばれてしまった作戦は失敗したにも等しく、もうライには用件を持ち出すことはしばらくはないだろうと言う意味を込めての発言であるのだが、ライには伝わらず疑問符を浮かべて、首を傾げる。
見た目どおりサラサラとした綺麗な髪が、首を傾げた動作にと流れるように肩を滑る様子に、ルルーシュの目が細まる。
「横はいりはあったが、続けるんだろう?」
途中で止まってしまった勝負をつけようとルルーシュが持ちかける。先ほどの件が気にならないといえば嘘になるものの、ルルーシュから説明する気配がないことに、ライは黙諾するだけだった。
開けられた窓から入り込むのは、鳥の囀りか風により揺れるカーテンぐらいで、戦場とはかけ離れた静かで穏やかな時間が時を刻むように動いている。
二人きりとなった今も、チェス盤に置かれる駒が時折聞こえ、視線を合わすことはあっても会話はなくてもその流れる時間は二人にとっては有意義なものだった。
チェックメイトの合図で勝敗はついた。
宣言したのはライで、再び同点となってしまったにもかかわらず、ルルーシュの視線はチェス盤でもなく、向かい側に座るライへと向けられていた。
「ルルーシュ?」
進展がないのはルルーシュも熟知していた。
恋人となってからも手をつなぐ事はおろかキスさえも未だに一度きりなのだから、会長達が気にするのもわかるけれど、それは互いに晩生なところがある故に積極的に行動できないのかもしれなかった。
元が男だったのもあるのだが、ライからあまり要求することがないのは、ルルーシュの抱えている事情を知っているためか、それともただ単に気を遣っているだけなのか、おそらくはそのどちらの理由もライには当然のように答えてきそうだが、周囲に心配されるほど関係性にマンネリ化傾向がある程の事はない、いたって良好なほうだ。
だがしかし、触れることさえもままならないほど純情であったとしても、ルルーシュとて触れたい欲がないわけではなかった。
ただ、一歩踏み出せていないだけなのだ。
気持ちだけでは突っ走るような真似は心配が多いので出来れば避けたいと思っているけれど、今日をもって一歩踏み出すことになればと決意を秘めた瞳で、ライを見やる。
「ライ。差しながらでもいい、聞きたいことがある」
「聞きたいこと? 何だ」
ルルーシュが何やら考え事をしている最中だったので、ライはそれ以上声をかけることなく、紅茶を用意しルルーシュと自分の前に置くようにして先ほどと同じソファに腰掛けた。
「俺達は恋人同士だ、と周囲に認知されるほど親しい間柄ではあるが、今までの事を考えてみてもそれらしいことをやった事は一般的な見聞からにしても数少ないうちだ。俺達はそれぞれに抱えてる秘密を含め、また互いに黙認している事は俺も良しとしている。だが」
ライの用意したティーカップにと手を伸ばし、目を伏せるようにして口をつけたルルーシュが受け皿と共にテーブルへと置くと続けるようにして、
「今の関係を、お前はどう思っているのか興味があるんだ」
持ち上げたティーカップに映った自分の姿に視線を落としてライは口を開く。
「そうだな。僕自身が誰かといづれ恋仲になる事は特に望んでいなかったのは、過去の記憶のない分の余裕がなかったことと、それ以上に女性の身体へと変わり果てた自分をどこかで否定していたかったのだと今はそう思う」
落とした視線を上げて、ルルーシュへと向けると、
「けれど、僕自身は何も変わりないのは本当で、それを受け入れてくれた相手が誰であるにしても、後悔はしていない。大切な人を守るだけの力とその相手に力添えになることができれば僕はそれで満足だ」
ライならそういうだろうと予想通りの言葉ではあったが、何よりルルーシュの事を大切にしていることは言葉の節々から伝わってきて、自然と愛しさが募りルルーシュの目が優しく細まっていく。
「少しはその大切にしている相手に望むことも俺は嫌いではないのだが、偶には恋人のそれらしくやってみるのも楽しんじゃないか」
「君からそんな言葉を聞くとは思わなかった」
意外だと言いたげなライの表情に、
「俺もお前も血は流れてちゃんと心はあるのだから、人間としての欲も当然持ち合わせているだろう」
「・・・・言いたい事はわかるのだが、望むことで考えられることはあるとしても、急に思いつくものでもないだろう」
「まあ、そうだな。じゃあまず俺からの提案として、呼び方から変えてみるというのはどうだ」
「呼び方?」
「ああ、最初の段階としては悪くはないだろう?」
「呼び方を変えると言っても、僕達は元から名前で呼び合う間柄だ。それでも、考え付くのだとすれば、シャーリーと同じ呼び方になってしまうだろうな」
シャーリーから聞いたことがある愛称を、ルルーシュも思い出したのだが、ルルーシュはあえてこう言った。
「シャーリーと、どんな呼び方だった?。一度その呼び名で呼んでみてくれないか」
「改めて呼び方を変えるのは気恥ずかしい気もするのだが、試してみよう」
一口つけたティーカップをテーブルへと戻すと、緊張からなのか一息つくようにしてライは、ルルーシュへと見つめあうように薄紅色の唇が小さく開きかけて言葉となった。、
「ルル」
溜めらがいがちな声が耳元に届いて、震えるように伝わった。
まるでギアスをかけられた時のように、不可思議なかくかくとなって耳元に残る。
ギアスが発動したわけでもないのにそう聞こえたのは、ライのギアスが声を使うためなのか、
脳内で反響していた。
ルルーシュの瞳が僅かに開くのを確認して、今更恥ずかしさを覚えてか頬を少し染めたライは視線を横へと向けて口を開く。
「違和感が残るな。いつもどおりの呼び名に戻っても構わないか」
「あ、ああ」
シャーリーに呼ばれたときは何も思わなかったはずなのに、ライに言われた瞬間ドキリと胸が高鳴った。
そこでそのままでいいとはルルーシュも言い出せず、気恥ずかしさだけを二人の間に残して沈黙が降りる。
まだまだ恋愛経験に乏しい二人の道のみは長いと思わせるほどであった。
[終わり]
足を組みなおし、こめかみへと手をそえる様にして何か思慮するように視線を横に向けるルルーシュへと、リヴァルを見届けたライが向き直るようにしてルルーシュへと視線を向けた。
「君は何か知っているようだが、リヴァルのあの様子からすると、僕にも関係することなのだろう?」
「ああ、それなら当に片付いた」
ルルーシュにばれてしまった作戦は失敗したにも等しく、もうライには用件を持ち出すことはしばらくはないだろうと言う意味を込めての発言であるのだが、ライには伝わらず疑問符を浮かべて、首を傾げる。
見た目どおりサラサラとした綺麗な髪が、首を傾げた動作にと流れるように肩を滑る様子に、ルルーシュの目が細まる。
「横はいりはあったが、続けるんだろう?」
途中で止まってしまった勝負をつけようとルルーシュが持ちかける。先ほどの件が気にならないといえば嘘になるものの、ルルーシュから説明する気配がないことに、ライは黙諾するだけだった。
開けられた窓から入り込むのは、鳥の囀りか風により揺れるカーテンぐらいで、戦場とはかけ離れた静かで穏やかな時間が時を刻むように動いている。
二人きりとなった今も、チェス盤に置かれる駒が時折聞こえ、視線を合わすことはあっても会話はなくてもその流れる時間は二人にとっては有意義なものだった。
チェックメイトの合図で勝敗はついた。
宣言したのはライで、再び同点となってしまったにもかかわらず、ルルーシュの視線はチェス盤でもなく、向かい側に座るライへと向けられていた。
「ルルーシュ?」
進展がないのはルルーシュも熟知していた。
恋人となってからも手をつなぐ事はおろかキスさえも未だに一度きりなのだから、会長達が気にするのもわかるけれど、それは互いに晩生なところがある故に積極的に行動できないのかもしれなかった。
元が男だったのもあるのだが、ライからあまり要求することがないのは、ルルーシュの抱えている事情を知っているためか、それともただ単に気を遣っているだけなのか、おそらくはそのどちらの理由もライには当然のように答えてきそうだが、周囲に心配されるほど関係性にマンネリ化傾向がある程の事はない、いたって良好なほうだ。
だがしかし、触れることさえもままならないほど純情であったとしても、ルルーシュとて触れたい欲がないわけではなかった。
ただ、一歩踏み出せていないだけなのだ。
気持ちだけでは突っ走るような真似は心配が多いので出来れば避けたいと思っているけれど、今日をもって一歩踏み出すことになればと決意を秘めた瞳で、ライを見やる。
「ライ。差しながらでもいい、聞きたいことがある」
「聞きたいこと? 何だ」
ルルーシュが何やら考え事をしている最中だったので、ライはそれ以上声をかけることなく、紅茶を用意しルルーシュと自分の前に置くようにして先ほどと同じソファに腰掛けた。
「俺達は恋人同士だ、と周囲に認知されるほど親しい間柄ではあるが、今までの事を考えてみてもそれらしいことをやった事は一般的な見聞からにしても数少ないうちだ。俺達はそれぞれに抱えてる秘密を含め、また互いに黙認している事は俺も良しとしている。だが」
ライの用意したティーカップにと手を伸ばし、目を伏せるようにして口をつけたルルーシュが受け皿と共にテーブルへと置くと続けるようにして、
「今の関係を、お前はどう思っているのか興味があるんだ」
持ち上げたティーカップに映った自分の姿に視線を落としてライは口を開く。
「そうだな。僕自身が誰かといづれ恋仲になる事は特に望んでいなかったのは、過去の記憶のない分の余裕がなかったことと、それ以上に女性の身体へと変わり果てた自分をどこかで否定していたかったのだと今はそう思う」
落とした視線を上げて、ルルーシュへと向けると、
「けれど、僕自身は何も変わりないのは本当で、それを受け入れてくれた相手が誰であるにしても、後悔はしていない。大切な人を守るだけの力とその相手に力添えになることができれば僕はそれで満足だ」
ライならそういうだろうと予想通りの言葉ではあったが、何よりルルーシュの事を大切にしていることは言葉の節々から伝わってきて、自然と愛しさが募りルルーシュの目が優しく細まっていく。
「少しはその大切にしている相手に望むことも俺は嫌いではないのだが、偶には恋人のそれらしくやってみるのも楽しんじゃないか」
「君からそんな言葉を聞くとは思わなかった」
意外だと言いたげなライの表情に、
「俺もお前も血は流れてちゃんと心はあるのだから、人間としての欲も当然持ち合わせているだろう」
「・・・・言いたい事はわかるのだが、望むことで考えられることはあるとしても、急に思いつくものでもないだろう」
「まあ、そうだな。じゃあまず俺からの提案として、呼び方から変えてみるというのはどうだ」
「呼び方?」
「ああ、最初の段階としては悪くはないだろう?」
「呼び方を変えると言っても、僕達は元から名前で呼び合う間柄だ。それでも、考え付くのだとすれば、シャーリーと同じ呼び方になってしまうだろうな」
シャーリーから聞いたことがある愛称を、ルルーシュも思い出したのだが、ルルーシュはあえてこう言った。
「シャーリーと、どんな呼び方だった?。一度その呼び名で呼んでみてくれないか」
「改めて呼び方を変えるのは気恥ずかしい気もするのだが、試してみよう」
一口つけたティーカップをテーブルへと戻すと、緊張からなのか一息つくようにしてライは、ルルーシュへと見つめあうように薄紅色の唇が小さく開きかけて言葉となった。、
「ルル」
溜めらがいがちな声が耳元に届いて、震えるように伝わった。
まるでギアスをかけられた時のように、不可思議なかくかくとなって耳元に残る。
ギアスが発動したわけでもないのにそう聞こえたのは、ライのギアスが声を使うためなのか、
脳内で反響していた。
ルルーシュの瞳が僅かに開くのを確認して、今更恥ずかしさを覚えてか頬を少し染めたライは視線を横へと向けて口を開く。
「違和感が残るな。いつもどおりの呼び名に戻っても構わないか」
「あ、ああ」
シャーリーに呼ばれたときは何も思わなかったはずなのに、ライに言われた瞬間ドキリと胸が高鳴った。
そこでそのままでいいとはルルーシュも言い出せず、気恥ずかしさだけを二人の間に残して沈黙が降りる。
まだまだ恋愛経験に乏しい二人の道のみは長いと思わせるほどであった。
[終わり]
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