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コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★2010/06/21 (Mon)
それで満足しろというのかの続き話でルルーシュ参入の。
C.C.×ライです。
お話は、続きからになります。



はまり役じゃないか





クラブハウス。
 自室にて、相変わらずの傍若無人な振る舞いでベットを占領しているC.C.へと、ルルーシュは腕を組んだまま呆れを含んだ視線で見下げていた。

 
「また、ピザの注文か。多少のことには目を瞑っても、カードを使って支払うなど何度忠告すれば」

「私はそれ以外の何で支払えというんだ」

「いくつも頼むやつがあるか!。今月の分だけでもお前の頼んだピザを含め、大部」


 考え込むように何やらぶつぶつと小言を漏らしながら、怒りを露にするルルーシュに、C.C.は、懐から取り出した封筒を差し出した。


「何だ?」

「自分で見てみろ」


 訝しげに手に取ったルルーシュは、封筒をごそごそと開いて中を見ると、一枚の写真があった。

 夜に盗みどったであろう。ライの寝顔だった。

 長い睫に伏せ、若干寄った柳眉は、うなされているように苦悶を浮かべ、小さく開かれ薄い唇も含め、あどけなさを残しつつも妙に艶ぽく映っていた。
 それを見たルルーシュの反応は、わかりやすいもので耳まで赤くなっていた。


「な、何だ!。これは!?」

「まだあるぞ。見たいか?」

「俺が言いたいのはそうではない。お前が何故ライの写真を持っているのかと」


 しかし、以前にナナリーからカメラを借りていたが目的はこれかとようやくルルーシュは気づいた。


「ピザ一枚につき、写真は三枚だ。どうだ。お前には悪くない物々交換だろ」

「写真で話をつける気か。そんなことで」


 そういうだろうと思い、C.C.は背を向けて話す。その際、視線は写真へと落としたまま、


「いらないのでは仕方ない。これは、ナナリーにでも」

「・・・・っ!?」


 ぎりっと唇をかんだルルーシュに、もう一押しというようにC.C.は横目で意味深に目を細める。
 その口角が不敵に吊りあがっていたことをルルーシュは知らない。


「だが、ナナリーにだけというのも勿体無い。学園内で話せる奴を探して」


 傍若無人のC.C.なら、再び制服姿で学園内をうろつきかねないと、危惧したルルーシュは、その肩を掴んだ。


「待て。今写真は何枚持っているんだ?」

「お前の答え次第だ」


 やっと、C.C.は振り向いたが、手にしたままの写真の中身を確認することは出来なかった。
 諦めたように嘆息をついたルルーシュが、一度閉じた瞳を開いて、


「・・・ピザ一枚につき、写真五枚だ。それ以上は手を打たない」


 若干片方の眉を上げるようにしてC.C.が不服だと言いだけな視線を寄こすが、ふっと口元を緩めるようにして言った。


「交渉成立だな」

「で、今もっているのだけで何枚あるんだ?」

「もしや、全部買い取る気か?」

「当然だ。そんな写真が校内に出回れば余計な騒ぎとなるだけだからな」

 
 結局、ライの写真は誰にとられるまでもなくルルーシュが手に入れた。
 少し満足しように口元に笑みを浮かべるルルーシュを見て、C.C.がぼそりと呟いた。


「嘘をつけ」

「何か言ったか?」


 何枚かの写真を確認していたルルーシュがC.C.の方へと振り返る。
 しかし、C.C.はそのまま扉へと向かうままに、


「――ああ、そうだ。お前は写真で十分らしいが、ライは私自身で十分だと言ってたぞ」


 扉を閉める寸前、ルルーシュの手からばさばさと写真の落ちる音を聞いて、C.C.は悪戯げに目を細めて笑っていた。
 

[留め]

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