コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
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カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
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----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
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主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
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★ お気に入り
★2011/04/21 (Thu)
もれなく私がついてきます
放送で呼び出しを受けて、生徒会室の扉を叩いたライに、聞きなれない言葉をミレイから聞いた。
「猫祭り?」
「うん。ライはまだやったことなかったでしょ?。その時の写真を見た時、貴方興味ありそうだったから、学園にいる今のうちにやっておくのも~、思い出になるんじゃないかと思って・・・じゃーん! 用意してみました」
テーブルに畳まれた置かれた衣装とネコ耳のついたカチューシャは、一度写真の中でみたものと同じでルルーシュが着ていたものに似てはあったが、色合いは白だった。
「準備が・・・いいですね」
冷静に見ながらのライの反応に、ミレイは机に身を乗り出すように両手をついて目を輝かせる。
「ちゃんと貴方の制服と同じく、身体にちゃんと合わせたものだから、作り直す心配もなし。触ってもわかるとおり触り心地もいいのよ。どう?、ちょっとだけでいいから着てみない? 違う自分になるのも結構楽しいかもよ」
「僕よりも、ミレイさんの方が楽しんでいるように見えますが」
「そう見える? なんて、正直言っちゃうと私もどういう感じになるのか楽しみではあるんだけど、最終的にはライの判断だからね。此処で使われないのなら、また別の機会にってことになるわね~。私もそのときまでに学園にいられたら嬉しいんだけど」
もうすぐ卒業も近いミレイが、後半どこか物寂しく表情で言うのに、ライはもう一度衣装を見つめ、小さく息をついた。
「・・・わかりました。衣装をお借りします」
「えっ、着てくれるの?」
「はい。といっても、人前で披露するにはさすがに躊躇いがあるので、ミレイさんの前だけでというのが条件です」
「やったぁ! それじゃあ、今から着替えてきて!」
「えっ、今から?」
「そうよ!。気が変わるうちに善は急げ、よ。あっちの部屋使っていいから!」
生徒会室につながる一室を指差すミレイに、せっかちな人だなと苦笑を浮かべてライは頷いた。
自分よりも期待に胸を膨らませ嬉々としているミレイをその場に残して、ライは衣装を手にしたまま着替えに入ったのだった。
ミレイは衣装に興味を持ったと思ってはいるがそれは誤解だった。
ライは自分がまだいない時の皆のさまざまな表情を見て、学園内のイベントとはどんな感じなのかという興味はあったが、それをもう一度自分がしたいとは思ってもなかったからだ。
見ず知らずの人間を懐深く、受け入れてくれたミレイを中心に、生徒会にいる自分が当たり前の存在にされていることが、胸の奥で仄かな明かりが灯ったように、ライは心なしか嬉しく思うのだった。
【留め】
放送で呼び出しを受けて、生徒会室の扉を叩いたライに、聞きなれない言葉をミレイから聞いた。
「猫祭り?」
「うん。ライはまだやったことなかったでしょ?。その時の写真を見た時、貴方興味ありそうだったから、学園にいる今のうちにやっておくのも~、思い出になるんじゃないかと思って・・・じゃーん! 用意してみました」
テーブルに畳まれた置かれた衣装とネコ耳のついたカチューシャは、一度写真の中でみたものと同じでルルーシュが着ていたものに似てはあったが、色合いは白だった。
「準備が・・・いいですね」
冷静に見ながらのライの反応に、ミレイは机に身を乗り出すように両手をついて目を輝かせる。
「ちゃんと貴方の制服と同じく、身体にちゃんと合わせたものだから、作り直す心配もなし。触ってもわかるとおり触り心地もいいのよ。どう?、ちょっとだけでいいから着てみない? 違う自分になるのも結構楽しいかもよ」
「僕よりも、ミレイさんの方が楽しんでいるように見えますが」
「そう見える? なんて、正直言っちゃうと私もどういう感じになるのか楽しみではあるんだけど、最終的にはライの判断だからね。此処で使われないのなら、また別の機会にってことになるわね~。私もそのときまでに学園にいられたら嬉しいんだけど」
もうすぐ卒業も近いミレイが、後半どこか物寂しく表情で言うのに、ライはもう一度衣装を見つめ、小さく息をついた。
「・・・わかりました。衣装をお借りします」
「えっ、着てくれるの?」
「はい。といっても、人前で披露するにはさすがに躊躇いがあるので、ミレイさんの前だけでというのが条件です」
「やったぁ! それじゃあ、今から着替えてきて!」
「えっ、今から?」
「そうよ!。気が変わるうちに善は急げ、よ。あっちの部屋使っていいから!」
生徒会室につながる一室を指差すミレイに、せっかちな人だなと苦笑を浮かべてライは頷いた。
自分よりも期待に胸を膨らませ嬉々としているミレイをその場に残して、ライは衣装を手にしたまま着替えに入ったのだった。
ミレイは衣装に興味を持ったと思ってはいるがそれは誤解だった。
ライは自分がまだいない時の皆のさまざまな表情を見て、学園内のイベントとはどんな感じなのかという興味はあったが、それをもう一度自分がしたいとは思ってもなかったからだ。
見ず知らずの人間を懐深く、受け入れてくれたミレイを中心に、生徒会にいる自分が当たり前の存在にされていることが、胸の奥で仄かな明かりが灯ったように、ライは心なしか嬉しく思うのだった。
【留め】
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