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別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
逃げ出さず、跳び越えてみせてよ
騎士となったスザクは、報告にとユーフェミアの元へとやってきたのだが、部屋の中からあゆ重名声が聞こえてくるのに、ノックしようしたその手をその場で静止したまま、耳を傾けた。
「っ! 待て、ユフィ。それはきつすぎる!」
「駄目です。もっと強くしないと解けてしまいますから!」
一体室内で何が起こっているのか。
喘ぎ声の混じる意味深な会話に、今入ってもいい状況なのだろうかと、スザクは思い悩んでいた。
確かに、二人が恋人である事はスザクも知っているから問題はないのだろうが。
どこからともなく怪しいBGMが流れる。
ピンク色の風景の中、ベットに寄り添う男女。
シーツの上に散らばる銀髪、戸惑いを浮かべて揺れる濡れた瞳、白い肌には情欲を煽る朱が浮かんで、少しだけ開いた薄い唇が誘うかのように開閉する。
見つめる視線の先には、ユーフェミアが覆いかぶさるようにして、優しく笑いかけながらライの鎖骨を撫でる。
「不安そうですけど、大丈夫ですよ。痛むのは最初だけ、少しずつ慣れさせていけば好きになりますから」
「ユフィ・・・」
そして、二人はそのまま。
脳内でそんな想像してしまったスザクは、二人とも友達なのに何を想像しているのか、大体ライへの気持ちはもう吹っ切たのではないかと、わずかばかりに抱いた邪心を払うかのように首を振って、ノックもなしに部屋へと踏み入った。
「二人とも! 一体何を・・・・」
振り返った二人に、スザクは冷静に問いた。
「何をしているんだい? ユフィ」
「ああ、スザク! 丁度良いところに、もう少しで完成しそうなんですけど、私一人じゃ縛るの難しくて手伝ってくださいませんか?」
実に、普段どおりの穏やかな口調で話すユーフェミアの手には、ロープが握られていて、その先には椅子に縛り付けられたままのライがいることに、スザクは動揺を隠せずにいた。
続く