コードギアスLostcolors、美人のライ受け絶愛プログ。まったり自己満足で書いております。
★ カテゴリー
カテゴリー別に分かれていて、下に表示されるようになっています。
----LC----- ライ関連
----LC小説---- BL小説
----LC小説Ⅱ---- BL小説
----小説以外---- その他
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★ プロフィール
HN:
ナッキー観音
HP:
性別:
女性
趣味:
BLゲーム/男主夢小説/小説書き
自己紹介:
(女性主権のBL編)(BL編)ライ・受ラブ同盟
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
別プログは、テキスト中心。
主に、LCライ受けの二次創作小説と名前変換無の夢小説[銀魂おおぶりテニプリ]等を取り扱っています。
↑別プログにて ルルライ話追加しました。二次創作(コードギアスLC、君に届け、黒執事、おお振り、テニプリ、銀魂)&BLとNLのオリジナルストーリーなどまいぺーすに更新中
★ お気に入り
★2009/09/18 (Fri)
今日は読書の気分なの
歩く速度にあわせて揺れる明るめのツインテール、くるくると良く動く瞳が、左右に時折店の方へと向けられる。
街で見かけた本屋に引き寄せられるようにして入る。右を見ても浸りを見ても本の並ぶ空間の中、一冊の表紙に目を留めてそれを手に取る。
パラパラと中身を見るだけだったはずが、食い入るようにその内容を読んでいたから、気配に気づけなかった。
「カリーヌ?」
近づいたライの声でも足音でもなく、開いたページに影が出来たことで、カリーヌが振り向くと、ライを確認。そのまま、読みかけのままの本をパタンと閉じて、元の位置に返す。
「本屋に居るなんて珍しいこともあるんだな」
「私が、ここにいるのがそんなに珍しい?」
「いや、何か惹かれるものがここでもあるのかと、自然とそう思っただけだ」
「そう。私は、今日は読書の気分なの。そういう時もあるでしょ」
読んでいた本を隠すようにして、カリーヌはライへと言った。
その様子に首をかしげたライは、チラリとカリーヌの後ろにある本へと視線をやってから、
「読んでいた途中じゃないのか?」
「そうね。でも、やっぱり本に私の求めた答えが載ってないと気づいたから、いいのよ」
「?」
きょとんとするライの隣を横切って、カリーヌが振り返りながら言った。
「命令。今、ついてこないと、一人で帰るから」
人差し指を突きつけて、カリーヌは口の端をにんまりと引き上げるようにして、ライを待たずに、店の外へと歩き出した。
カリーヌのお目付け役的な存在となってるライは、困ったように小さく笑うと、カリーヌの後を追いかけた。
だが、外に出ると、カリーヌの姿がなく、視線をめぐらす。
遅いと後ろで声が聞こえ、ライの隣に並ぶと、さっと腕に自分の腕を絡めたカリーヌは、その可愛らしい笑顔のままで、こう言うのだ。
「ちゃんと最後まで、護衛してよね?」
困ったお姫様に捕らわれるままに、二人で帰り道を歩いていった。
本を読んでいたのが表紙には、゛好きな人の気持ちを知る方法゛だというタイトルもその内容も、カリーヌだけの秘密だった。
[留め]
歩く速度にあわせて揺れる明るめのツインテール、くるくると良く動く瞳が、左右に時折店の方へと向けられる。
街で見かけた本屋に引き寄せられるようにして入る。右を見ても浸りを見ても本の並ぶ空間の中、一冊の表紙に目を留めてそれを手に取る。
パラパラと中身を見るだけだったはずが、食い入るようにその内容を読んでいたから、気配に気づけなかった。
「カリーヌ?」
近づいたライの声でも足音でもなく、開いたページに影が出来たことで、カリーヌが振り向くと、ライを確認。そのまま、読みかけのままの本をパタンと閉じて、元の位置に返す。
「本屋に居るなんて珍しいこともあるんだな」
「私が、ここにいるのがそんなに珍しい?」
「いや、何か惹かれるものがここでもあるのかと、自然とそう思っただけだ」
「そう。私は、今日は読書の気分なの。そういう時もあるでしょ」
読んでいた本を隠すようにして、カリーヌはライへと言った。
その様子に首をかしげたライは、チラリとカリーヌの後ろにある本へと視線をやってから、
「読んでいた途中じゃないのか?」
「そうね。でも、やっぱり本に私の求めた答えが載ってないと気づいたから、いいのよ」
「?」
きょとんとするライの隣を横切って、カリーヌが振り返りながら言った。
「命令。今、ついてこないと、一人で帰るから」
人差し指を突きつけて、カリーヌは口の端をにんまりと引き上げるようにして、ライを待たずに、店の外へと歩き出した。
カリーヌのお目付け役的な存在となってるライは、困ったように小さく笑うと、カリーヌの後を追いかけた。
だが、外に出ると、カリーヌの姿がなく、視線をめぐらす。
遅いと後ろで声が聞こえ、ライの隣に並ぶと、さっと腕に自分の腕を絡めたカリーヌは、その可愛らしい笑顔のままで、こう言うのだ。
「ちゃんと最後まで、護衛してよね?」
困ったお姫様に捕らわれるままに、二人で帰り道を歩いていった。
本を読んでいたのが表紙には、゛好きな人の気持ちを知る方法゛だというタイトルもその内容も、カリーヌだけの秘密だった。
[留め]
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